47 - #47怒りに怒りで返してはならない。 本当に強い人とは?
お釈迦様は、
「怒らないことによって怒りにうち勝て
良い事によって悪いことにうち勝て
分かち合うことによって物惜しみにうち勝て」と仰っています。
腹を立てて攻撃してくる人に、こちらも怒りの炎を出してぶつかると、
更に大きな怒りとなり、手が付けられなくなります。
Wed, 07 Apr 2021 - 05min
46 - #46今もとめられているのは自分をありのままに見る能力
2019年の大ベストセラーとなった
「ファクトフルネス」の翻訳者の一人である
人気翻訳家の関美和さんは
同じ年に「EQ 2.0」という本も翻訳しています。
この二つの本に共通しているのは
「ありのままに正しく見る」ことだと
翻訳者の関さんは言っています。
仏教では、このありのままに正しく見ることを
「諦観」と言います。
諦観の諦は諦めると読みます。
あきらめるときくと、今日では、
とても見込みがない、仕方がないと断念する
意味でしか使われませんが、明らかに見るとも読み、
「物事を正しく明らかに見る」ことを諦観といわれます。
Sat, 03 Apr 2021 - 06min
45 - #45まわりの人に気を遣う繊細な方への お釈迦さまからのメッセージ
ある女性が、周りに自分を合わせてばかりいることに悩んでいました。
人から嫌われるような言動を取らないように
自分の意見はなるべく言わないようにしていると言います。
周りからどう思われているかに縛られて
自分らしい生き方ができていないのでは勿体ないことです。
私たちは誰かに期待されるために、
誰かの願いに応えるために生きているのではありません。
自分の人生ですから、自分の気持ちを大切にしたいものです。
そんな私たちにお釈迦様は
「皆にてほむる人はなく、皆にてそしる人もなし」と言われました。
Wed, 31 Mar 2021 - 06min
44 - #44正直者は馬鹿を見るのか? 司馬遷とプラトンに学ぶ
良い行いをすれば幸せになるし、
悪い行いをすれば不幸になるというのは
誰でも納得していますし、
みんな信じて生きていることです。
しかし現実には、正しいことをした人があっけなく殺されてしまうことや、
凶悪犯が裁かれることなく、天寿を全うしていることがたくさんあります。
善人が必ず幸せになるとは限らない、
あるいは悪人が必ず不幸になるとも思えない。
昔から言われるように
「正直者はバカを見る」のではないか?
そんなことを思うことはないでしょうか。
今から2000年前に書かれた
史上最高の歴史書といえば
中国の『史記』です。
この本は、司馬遷という歴史家が書いたものです。
Tue, 30 Mar 2021 - 06min
43 - #43釈迦の誕生を「花まつり」といって祝う理由とは?あなたの命には無限の価値がある。
お釈迦さまの誕生日を「花祭り」といって祝っています。
お釈迦さまは、どんな人の命にも、同じ価値がある。
肌の色も、生まれた場所も、障害があるとか無いとか、関係ありません。
全ての人間に共通した生きる目的、命の使い道があることを明らかにされています。
Mon, 29 Mar 2021 - 16min
42 - #42小さすぎてわからない原因が 予測もつかない大きな結果を生み出す
「あれは偶然起きた」「たまたまだった」と言われていることは、
実際にはごくごく小さな原因が大きな結果を引き起こしているのであり、
原因がないのではなくて、あまりにも小さくて分からないだけなのです。
小さな原因が予測もつかない大きな結果を生み出すことを
「Butterfly Effect バタフライ効果」と言ったりします。
小さな原因による小さな結果が、次の結果を起こし
さらにそれが次の結果を引き起こすことで
思いもよらない結果を生み出すことがあります。
Sun, 28 Mar 2021 - 06min
41 - #41袖振り合うも多生の縁・最も大事な人間関係は?
仏教から出たことわざに
「袖振り合うも多生の縁」という言葉があります。
多生の縁の「多生」とは、
私達が生まれてから死ぬまでは一生ですが、
生まれては死んで生まれては死んでと、
果てしない過去から何生もあって、というのが
多生ということです。「縁」とはつながりのことです。
隣に座って肩が触れ合うだけでも、果てしのない遠い過去から
何回も何回も生まれたり、死んだりを繰り返してきた中で
結びつきがあった人なのだよと言われている言葉が
「袖振り合うも多生の縁」という言葉なのです。
Thu, 25 Mar 2021 - 05min
40 - #40なぜ生きる・浄土真宗の祖師・親鸞聖人は何を教えていかれたのか?
親鸞聖人は、今から800年前、京都に
お生まれになっておられます。
親鸞聖人の教えは、唯一つ、なぜ生きるの答えでした。
なんのために生まれてきたのか、
何のために生きているのか、
どんなに苦しくても生きねばならないのはなぜか。
人はなぜ生きるか、という問いに
ハッキリと答えられた方が親鸞聖人です。
親鸞聖人は、苦しみの絶えない人生を
荒波の絶えない海に、たとえられています。
Tue, 23 Mar 2021 - 09min
39 - #39なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?
努力の量は同じでも、縁(環境や条件)が変われば、成果も変わる。
この「縁」の大切さを知らないと、
「こんなに頑張っているのに報われない」という不平不満が出てきます。
仏教では、どんな結果も、私の行いという原因と縁が結びついて
起きるのだと教えられています。
同じ商品を作れば、売り上げが同じになるかといえばそうではありません。
同じ商品をつくるという原因は同じでも売上という結果が変わってくるのは、
それがどんな人に届くか、どんな環境で販売されるかによって
結果は大きくかわってきます。
「なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?」
ゴッホとピカソといえば、誰もが知る天才画家ですが、その生活には、
天と地ほどの差がありました。
Mon, 22 Mar 2021 - 04min
38 - #38終わりは突然やってくる
浄土真宗の葬儀や法事で
読まれるお言葉に「白骨の章」といわれるお言葉があります。
今から500年前、室町時代の後期に活躍された、
蓮如上人という方の書かれたお言葉です。
銘文として教科書にも紹介されています。
「白骨の章」を蓮如上人はどんな理由で、お書きになられたのか。
また「白骨の章」に何を込められてお書きになられたのかを知ることで、
なぜ葬儀の時に読まれるのか、理解されると思います。
Sun, 21 Mar 2021 - 06min
37 - #37【聴取注意】仏教の原点。絶望の果てに生きる意味があるのか
お釈迦様は、浄飯王という王様の子供として生まれられ、
幼い頃はシッダルタ太子と呼ばれていました。
カピラ城という城で、一人息子として、
将来は王になることが約束されており、
才能や、健康にも恵まれていました。
そんな何不自由のない太子でしたが、
成長するにつれて深い悩みをもたれるようになりました。
心配した浄飯王は、太子が19歳の時に その国一番の美女と言われた
ヤショダラ姫と結婚をさせますが、 太子の暗い表情は晴れませんでした。
私たちの望むようなものは、何もかも手に入れていた太子が、
やがて出家を決意されるのです。
そのきっかけが四門出遊と言われる出来事です。
Sun, 21 Mar 2021 - 08min
36 - #36人はみな、常に不安に怯えている~シッダルタ太子の悩み~
お釈迦さまは、今から2600年前、
インドで活躍された方です。
カピラ城に住んでいた浄飯王という
王様の太子として生まれられました。
幼い頃はシッダルタ太子といわれ、
文武ともに抜群で並ぶものは誰もいなかったと言われます。
そんなシッダルタ太子でしたが、
成長するにつれて、深刻に悩まれるようになり、
父親は太子のことを心配していました。
Thu, 18 Mar 2021 - 06min
35 - #35心の美しい人とは?「玉耶経」の教えについて
「仏説玉耶経(ぶっせつぎょくやきょう)」というと、
江戸時代までは上流家庭で、嫁入り前に娘に持たせたといわれるお経です。
主人公の玉耶(ぎょくや)は、大変、立派な女性でした。
その玉耶のような奥さんになりなさいよと娘に与えたお経だと言われます。
しかし、この玉耶は、始めから良い奥さんではありませんでした。
それが、お釈迦さまのお導きにより、生まれ変わったことがお経の中にでています。
Wed, 17 Mar 2021 - 07min
34 - #34「智恵」という無形の財産が正しい行いを生む
私達は知恵がないために、
どれだけ愚かな失敗を繰り返しているか分かりません。
仏教は、目に見える、形のある財産を手に入れるためではなく、
目に見えない、無形の財産を手にするために教えられたものです。
一言の知恵があれば、私の行動が変わり、
金では手に入れることのできない幸せを手にすることができると
お釈迦さまは、教えていかれています。
Tue, 16 Mar 2021 - 06min
33 - #33自分のことは自分が一番知っているようで、意外と分からない
私たちの目は他人のことはよく気がつきますが、
自分のこととなると案外わからないものです。
目はその睫(まつげ)を見る能わず、という
言葉もあります。
今から500年前、室町時代の有名な僧侶に
とんちで有名な、一休さんがいます。
一休さんは禅宗の僧侶でしたが、
浄土真宗の蓮如上人と仲が良く
色々なエピソードが残っています。
Mon, 15 Mar 2021 - 06min
32 - #32怒りの心に対して、怒りで打ち勝つことはできない
怒りの心を、さらに怒りで返すことで、
恐ろしい結果をまねきます。
「売り言葉に買い言葉」といわれるように
やられたからにはやり返さなければおさまらないと
いう気持ちがおきても、
怒りに怒りで返す、恨みは恨みを持って返すでは、
無限に苦しみがつづくことになります。
お釈迦様は怒りの心に対して、怒りで勝つことはできない。
怒りに勝つのは 慈しみの心、慈悲の心であると教えられています。
Sun, 14 Mar 2021 - 07min
31 - #31「今日は休もう!」自分を許すことの大切さ
責任感が強く真面目な人ほど、
自分を追い込んでしまいます。
何もかも一人で抱え込み、
すべてを完璧にこなそうとする。
お釈迦さまのお弟子にもそのようなお弟子があり、
お釈迦さまがアドバイスをされました。
Sat, 13 Mar 2021 - 04min
29 - #29悲しい別れを あなたの人生を輝かせるきっかけにする。
身近な人を亡くした時に死に驚くのはなぜか。
もう会えないという悲しさもありますが、
一番は、自分の死を意識することになるからです。
Thu, 11 Mar 2021 - 05min
28 - #28無慈悲な人とは? 最も恐ろしい人はどんな人か?
仏教は、包み隠さず人間のありのままの姿を
明らかにしています。時にそれは、強烈で
認めたくないこともあるかもしれませんが、
本当のことをズバリ言われています。
仏教から見て、無慈悲な人はどんな人か?
それは「思考停止」している人です。
なんの疑問ももたず、なにも考えずに
まわりに従っていわれるままにやっている人、
これが一番恐ろしいといわれます。
そんな人が無慈悲といわれると特定の人を
思い浮かべ、私はそうではないと思うかも
しれませんが、すべての人間が思考停止していると
仏教では明らかにされています。
Wed, 10 Mar 2021 - 06min
27 - #27悪口を言うと必ず一人ぼっちになる
仏教に語殺という言葉があります。
語殺とは「言葉で相手を殺す」ということです。
手にナイフを持ち、相手を刺すことはなくても、
舌一枚で相手を切りつけることができる。
言った方には自覚がなくても、
言われた人は死ぬまで忘れられないという一言があります。
お釈迦様のお弟子の車匿(しゃのく)という人は、
悪口をやめることができず、
お釈迦さまから厳しい罰を受けています。
これは、悪口を言う人がどうなるか、
今も昔も変わらない教訓です。
Tue, 09 Mar 2021 - 06min
26 - #26過去に犯した過ちや失敗を反省し、再出発できる
どんな人も大きな過ちを犯すことで、 迷惑をかけて
信用を失うことがあります。
それが大きい過ちであればあるほど、
向き合うのは辛く苦しいことで、 忘れてしまったり、
心の奥深くにしまいこんだりします。
「あれは仕方がなかったんだ」
「条件が悪かったんだ」と、
自分の犯した罪を認めず言い訳したりします。
このように犯した罪から
目を背けていては何も変わりません。
お釈迦様は、自らの過ちと 真正面から向き合い、
心から反省、懺悔したならば、
どんな人でも 生まれ変わることができることを
昨日話をしたアングリマーラと言う殺人鬼となったものが
お釈迦様のお弟子になったことを通して教えられています。
Mon, 08 Mar 2021 - 06min
25 - #25素晴らしい縁に出会うことによって、 どんな人もガラリと変わることができる
人間の心は、環境によって振り回されています。
条件がそろうと、どんな事でもしてしまいます。
歎異抄という古典の中に、
「さるべき業縁のもよおせば
いかなる振舞もすべし」という言葉があります。
これは縁がそろうと
「絶対にそんなことはしないと」思うような
恐ろしいことでもしてしまうのが
人間だということです。
Sun, 07 Mar 2021 - 07min
24 - #24「生まれつきずっと変わらない私」はない、「人は習慣によってつくられる」
自分よりも、勉強ができる、スポーツができる
友達を見ると、自分にはないものが目について、
うらやましく思うことがあります。
「どうして自分は、いつもこうなんだろう。
もっと違う自分になりたい」
と思うことは、誰にでもあるはずです。
仏教を説かれたお釈迦さまは、
「生まれつき決まっていてかわらない私というものは
存在しない」と教えられました。
Sat, 06 Mar 2021 - 05min
23 - #23想いは不滅・人は二度死ぬ・お釈迦さまのご遺言
「永遠というのは人の想いだ。
人の想いこそが永遠であり 不滅なんだよ」
鬼滅の刃に出てくる名ゼリフの一つです。
お釈迦様は、「人によらず、法によれ」と
ご遺言されています。
人はやがて滅びる、
だから人をよりどころとするのではない。
法とは、いつでもどこでも変わらない教え、
という意味をあらわしています。
私が教えてきたことは、いつでもどこでも
どんな人でも本当の幸せに導く「法」だから、
私が亡くなっても、この法をよりどころとし、
伝え続けてほしいと仰ったのです。
Thu, 04 Mar 2021 - 06min
22 - #22何をやってもうまくいかない時の心の向きについて
どうして私は運が悪いんだろう。思い通りにならない。そんな時の心の向きについてお釈迦様教えています。
Thu, 04 Mar 2021 - 11min
21 - #21「天上天下唯我独尊」の正しい意味とは?
「天上天下唯我独尊」という言葉を、
聞いたことがあるかもしれません。
ほとんどの場合、この意味は
「俺以上に偉いものはない」とか、
偉そうにしている人に「あの人は唯我独尊的だ」という
言い方をして、どちらかと言うと、悪い意味にとられています。
ところが、この言葉は、お釈迦さまが、
「私はこれ一つ明らかにするためにこの世に生まれてきたのだよ」
いうことをおっしゃった言葉です。
Wed, 03 Mar 2021 - 05min
20 - #20原因がわからないから不安がなくならない。
一生懸命努力しても
正しく評価してくれないと
苦しんでいる人がいます。
なんでこんな人と結婚したのかと
悩んでいる人もいます。
お父さん、お母さんとうまくいかない
と悩んでいる子供もいます。
どうして、こんな苦しい思いを
しなければならないのか、
みな、原因がわからずに悩んでいます。
私たちには、 原因がわからないことは
ありますが、原因がないということは
絶対にありません。
お釈迦さまは、幸せや不幸を生み出す原因が
必ずあると教えられているのです。
Wed, 03 Mar 2021 - 04min
19 - #19本当に価値のある人生とは 何か
お釈迦様は人生の価値は長く生きれば
良いのではなく、人間に生まれてきた目的を知る
ことの大切さを教えられています。
人生100年時代といわれる今日、医学が発達し、
長生きできるようになったとしても、
なんとなく毎日を過ごして、
何となく生きていては勿体ないことです。
どんな生き方をしても一生が
あっという間に過ぎていきます。
お釈迦様は、
真の人生の目的を知らずに100年生きるよりも、
本当の人生の目的を知って1日生きるほうが
はるかに尊く、優れているのだと教えられています。
Tue, 02 Mar 2021 - 04min
18 - #18正しい「仏」の意味について
仏教とは、「仏」の説かれた教え、ということです。
では、仏とは何か?
よく人が亡くなりますと
「あそこのおじいさんもとうとう仏になってしもうたか」
と言ったり、テレビなんかで「 仏の身元を洗え」など
死んだ人の事を皆、「仏」と使っています。
しかし、もし仏=死人のことだとすると、
仏教は死んだ人の説いた教え、死人の教えという意味に
なってしまいます。死んだ人が教えを説けるはずはありませんので
死んだ人を「仏」というのは大変な間違いだと判ると思います
Tue, 02 Mar 2021 - 05min
17 - #17受け入れられない苦しみとは無理して向き合わなくてもよい
人生にはとても受け入れることのできないほどの
大きな悲しみや苦しみがやってくることがあります。
大切な人と突然の別れがやってきて、
毎日、涙が止まらない。
何もやる気が起きない。
そんな辛い時に、どうすればよいのか。
お釈迦様は、大きな悲しみを理解され、
本人が受け入れられるように導いていかれました。
Mon, 01 Mar 2021 - 06min
16 - #16なぜ仏教に人種差別が無いのか
仏教は、すべての人は平等、
一切の差別がないと教えています。
これはおどろくべきことです。
仏教は、今から2600年前のインドで説かれた教えで、
当時のインドには、カースト制度という厳しい差別があり、
絶対に破ることのできない社会の階級がありました。
そんなきびしい差別がある中で、
すべての人は平等であると伝えられた方が
お釈迦さまです。
人間は生まれながらにして、尊いとか、いやしいとか、
決まっているのではない、
仏の教えは一切の人々は、生まれながらに平等であり、
自由だと教えられています。
Mon, 01 Mar 2021 - 11min
15 - #15落ち込んだ時や寂しい時にどうすれば抜け出せるのか
落ち込んでいる時は、自分のことで頭がいっぱいになります。
一人で考えると、悪い方に悪い方に考えてしまい、
どんどん落ち込んで行ったりします。
そんな時、どうすれば
落ち込んだ気持ちから抜け出すことができるでしょうか?
お釈迦様は、
苦しみや孤独を抜け出すためには、
誰かを思いやる慈悲の心を持ちなさいよと
教えられています。
Sun, 28 Feb 2021 - 09min
14 - #14なぜ人の命を大切にするのか?
「人身(じんしん)受け難し、今已(すで)に受く」
ここで、お釈迦さまは、
「生まれ難い人間に生まれてきてよかった」と
仰っています。
私たちは、人間に生まれたことを、
どう感じているでしょう。
「気づいたら人生が始まっていた」と
当たり前のように思っている人、
「こんなつらいのなら、
生まれてこなければよかった」と
後悔している人もあるかもしれません。
しかし、お釈迦さまは、人間に生まれたことは、
何億兆年にもない、大変有り難い、
喜ぶべきことなのだ、と教えられています。
Sun, 28 Feb 2021 - 09min
13 - #13「もったいない」のルーツに学ぶ、 人や物を大切にし、自分自身を大事にする精神
ノーベル賞を受賞した環境保護の活動家・
ケニア出身のワンガリ・マータイさんは、
日本に「もったいない」という考え方が
あることを知り、感激したといいます。
私たちが日常的に使っているこの
「もったいない」という言葉も、
「ありがとう」と同じく、仏教から出てきた言葉です。
「もったいない」の
「勿体」とは、物の体ということで、
物の本来のあるべき姿という意味ですから、
「勿体ない」は、そのものの
本来のあるべき姿でないということです。
「もったいない」という言葉の中には
「そのものの価値を最大限に活かしきる精神」が
あります。
Sat, 27 Feb 2021 - 07min
12 - #12「自己肯定感」を高める「自己納得感」に大事な「諦観」とは?
一生懸命頑張っても思ったような結果が出ない。
周りの人を見るとあんなに成功しているのに、
どうして私だけうまくいかないんだろうと落ちこんだりします。
そんな時に「諦めてはいけない。 頑張ればきっといい結果が出るよ」と
励ましてくれる人もありますが、
自分なりに努力しているのに成果がでないので余計に落ち込みます。
「自己肯定感」を得るための第一歩は、
自分のことを正しく見つめ、認めることです。
お釈迦様は「できることはできる、できないことはできない」と
「諦観」といって、物事を正しく見つめることを教えられています。
Fri, 26 Feb 2021 - 06min
11 - #11他人の評価に振り回されないための最も大事な心がけ
他人の評価に振り回されないための最も大事な心がけは
なんでしょうか?
常に人の評価を気にしているから、
なかなか自信を持つこともできないし
楽しんで仕事をすることができずに悩んでいる、
そんな時の心がけを考えさせられる話があります。
Thu, 25 Feb 2021 - 06min
10 - #10大事なことを成し遂げようとする時の心がけ
「百里を行く者は九十里を半ばとす」という言葉があります。
何事も 初めの時には、 勢いよく 出発していくんですが
次第にその勢いは衰えて、初めの気持ちを忘れてしまい、
あと少しというところで気を緩めてしまう。
だから「百里を行く者は九十里を半ばとす」
90%まで来て、やっと半分まで来たのだと心得なさいと言われ、
最後まで気を緩めてはならないという戒めの言葉です。
日本の三大古典のひとつ、兼好法師とも言われる、
徒然草の中にも同じことを言った話があります。
Mon, 22 Feb 2021 - 04min
9 - #9やる気を高める褒め方とは?
仏教説かれたお釈迦様は自分もまわりの人も
幸せになるためには、幸せのタネをまきましょうと
教えられています。
中でも お金や物を持たなくても誰にでもできる。
親切として、「和顔愛語」を教えられています。
「和顔」とは和やかな顔、笑顔をしましょうということです。
「愛語」というのは優しい言葉。
つまり相手の喜ぶ言葉をプレゼントしましょう、と
いうことです。
笑顔も優しい言葉も、心がけがあれば、
誰にでもできる親切です。
みんな自分のことを認めてもらいたい、
褒めてもらいたいという気持ちいっぱいです。
できるだけ他人の長所を発見してほめるようにすることが、
相手を幸せにし、自分も幸せになれる幸せの種まきです。
中でもやる気を高める褒め方は、
どんな褒め方だと思われるでしょうか。
Sun, 21 Feb 2021 - 05min
8 - #8何気ない言動が周りの人に大きな影響を与えている
私の何気なくしている言動が
実は大きな影響を与えているかもしれません。
私達は、親や先生、先輩や友達、あらゆる人の
言動から大きな影響を受けています。
立派な立ち居振る舞いをしている人をみると
誰に影響を受けたのかなと聞きたくなることがあります。
お釈迦様のお弟子の舎利弗という人が
どうやってお釈迦様と出会われたのか、
こんな話があります。
Sat, 20 Feb 2021 - 06min
7 - #7他人から欠点を注意されると 素直に聞くことができない時の心がけ
他人から指摘されると、 受け入れることができずに、腹を立てることはないでしょうか。 言ってくれた言葉に、つい感情的になって 「お前はどうなんだ」と つい言い返したくなってしまいます お釈迦さまは、自分を指摘する人を否定せずに 素直に聞くことができるお弟子を大変、褒められたことがあります。
Sat, 20 Feb 2021 - 06min
6 - #6やれば良い事だとわかっていても なかなか行動に移せないのはなぜか?
やれば良い事だとわかっていても
なかなか行動に移せない
「私がやらなくても誰かやってくれるだろう。」
「後輩に任せておこう」
「部下にやらせておこう」
また、周りの目を気にして
「突然、掃除なんか始めたら周りからどう思われるかな」
といって、
やったら良い事ということはわかっていても、
なかなか行動に移すことが出来ないと
いうことはないでしょうか。
仏教を説かれたお釈迦様は
良いことだとわかっていても
それを実行することは難しいと思っている
お弟子たちに
自ら進んで実践し、教えて行かれました。
Thu, 18 Feb 2021 - 05min
5 - #5これ一つ気をつけるだけで人間関係が大きく変わること、とは?
お釈迦様が、このことひとつ気をつければ人間関係につまずかず、人生が大きく変わるポイントがあると教えられています。実践は難しいことですが、どんな心がけが大事なのかを知ることがはじめの一歩です。
Tue, 09 Feb 2021 - 07min
4 - #4なかなか思い通りにならない。うまくいかないなと悩んでいる人へ
どんな人も仕事に喜びを感じたり、やりがいをもって頑張りたいと思っています。自分の才能を発揮して、人に役立つことをしたい。事業を成功させて、名前を残したい。ところがなかなか思い通りにならない、うまくいかないなと悩むこともあると思います。そんな人に聞いてほしい内容です。
Sun, 07 Feb 2021 - 07min
3 - #3本当に人生をかけてやりたいことを見つけるただ一つの問いとは何か?
一度きりの人生、本当にやりたいことに時間を使わなければ、もったいないことになります。どうすれば人生をかけてやりたいことを見つけられるのか?仏教でどのように教えられているのか、話しています。
Sat, 06 Feb 2021 - 06min
2 - #2どんな人とも仲良く接するために必要なマインド
今一緒にいる人とも時間を自然に大切にするためにはどんな心がけが必要でしょうか?
Fri, 05 Feb 2021 - 05min
1 - #1人生の最優先事項はなにか?
命は有限であり、今日という日は決して戻っていないことを知ると、本当に大切なことにこそ、時間やエネルギーを使わなければならないと知らされます。忙しいという字は「心を亡くす」と書きますが、今やっていることが大事なことなのかどうか、冷静に振り返って考えてみる心をなくしていないでしょうか?そんなあなたへのヒントとなればと思います。
Fri, 05 Feb 2021 - 06min