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「ほんのれんラジオ」は、ゆるく深く、本と遊ぶ教養系コンテンツです。 30代の女性編集者4人が、「お金って?」「スマホ中毒?」「ホントのわたし?」など気になる問いをめぐって、厳選した5冊+αの本を紹介しながら語ります。 登場するのは、話題のベストセラーから最先端の科学本、骨太な古典まで。 聞くだけで、多彩な本をつまみ食いできちゃいます。「本の連」にCOME JOIN US! <出演> ニレヨーコ(仁禮洋子):大阪育ちNY仕込みデザイナー。特技は西洋占星術。 はるにゃ(山本春奈):長崎の海辺に暮らす、のんびりエディター。 おじー(尾島可奈子):民芸品好き、舞台役者もこなす万能ライター。 ウメコ(梅澤奈央):動画も本も倍速で情報摂取する猛進型ライター。 ★カバーアート special thanks!! イラスト:須山奈津希さん/デザイン:MIDORISさん ★Business Insider Japan や スマートニュース+でも記事連載中! ★「ほんのれん」は毎月「問い」と5冊の本「旬感本」をお届けするサービスです。(共同運営:編集工学研究所・丸善雄松堂) https://honnoren.jp note:ほんのれん編集部 X: ほんのれんラジオ@honnoren_radio Instagram:ほんのれん@hon_no_ren
- 97 - 20-5.三日三晩話し合えば、なんでも解決!? 日本の「寄り合い」こそ民主主義?『『忘れられた日本人』をひらく』で考える
お便りフォームオープンしました♪
▶︎https://forms.gle/F9sG4fTYF8y377Qe6
感想やテーマリクエストなど、じゃんじゃんお寄せください。
「お題回答」も募集中〜!
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ほんのれんvol.20の問いは、「決め方、どう決める? 「みんな納得」はありえるか」です。
今回のゲスト本は『「忘れられた日本人」をひらく─宮本常一と「世間」のデモクラシー』(若林恵、畑中章宏・著)!
日本を代表する民俗学者・宮本常一の代表作『忘れられた日本人』を「デモクラシー」という観点から読み解く一冊です。
近代的な民主主義の制度が導入される以前、日本の村には「寄合」という独自の決め方があった。
政治もデモクラシーも行き詰まっている現在だからこそ、村の伝統に学べることは多いかも!?
みなさんのモヤモヤや問いや気づき・発見も、「お便りフォーム」で教えてください!
https://forms.gle/F9sG4fTYF8y377Qe6
出演:ニレヨーコ、おじー、ウメコ、はるにゃ
編集:山内貴暉(編集工学研究所) + はるにゃ
▼「決め方、どう決める?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『教室を生きのびる政治学』岡田憲治(著)晶文社 2023
(2)『民主主義とは何か』宇野重規(著)講談社現代新書 2020
(3)『くじ引き民主主義─政治にイノヴェーションを起こす』吉田徹(著) 光文社新書 2021
(4)『「忘れられた日本人」をひらく─宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵、畑中章宏(著)黒鳥社 2023
(5)『なめらかな社会とその敵─PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』鈴木健(著)ちくま学芸文庫 2022
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▶︎Business Insider Japanで「ほんのれん旬感本考」連載中!
https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/
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Tue, 19 Nov 2024 - 40min - 96 - 20-4.「当たり前」は脱出可能!『教室を生きのびる政治学』に学ぶ、日常にひそむ「政治」の乗りこなし方
ほんのれんvol.20の問いは、「決め方、どう決める? 「みんな納得」はありえるか」です。今回は『教室を生きのびる政治学』を読みながら、身近なところにひそむ「政治」について考えます。
ぜひみなさんのモヤモヤや問いや気づき・発見も、「お便りフォーム」で教えてください!
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出演:ニレヨーコ、おじー、ウメコ、はるにゃ
編集:山内貴暉+はるにゃ(編集工学研究所)
▼「決め方、どう決める?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『教室を生きのびる政治学』岡田憲治(著) 晶文社 2023
(2)『民主主義とは何か』宇野重規(著)講談社現代新書 2020
(3)『くじ引き民主主義─政治にイノヴェーションを起こす』吉田徹(著) 光文社新書 2021
(4)『「忘れられた日本人」をひらく─宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵、畑中章宏(著)黒鳥社 2023
(5)『なめらかな社会とその敵─PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』鈴木健(著)ちくま学芸文庫 2022
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Tue, 12 Nov 2024 - 45min - 95 - 20-3.くじ引きで憲法決めちゃう?! 選挙じゃない選び方を『くじ引き民主主義』から考えてみる
PODCAST WEEKEND 2024で「ほんのれんラジオ」ブースにお立ち寄りくださった皆さま、ありがとうございました!
そして、PODCAST WEEKEND 2024の運営スタッフ・ボランティアスタッフの皆さま、本当にありがとうございました!!!
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ほんのれんvol.20の問いは、「決め方、どう決める? 「みんな納得」はありえるか」です。
日本でもアメリカでも国政選挙の秋ですが、選挙や「決め方」になんとも言えない違和感があるのは、なんなんだろう?
今回は前回の続きから!
宇野重規さんの『民主主義とは何か』と吉田徹さんの『くじ引き民主主義─政治にイノヴェーションを起こす』を合わせ読みします。
ルソーの一般意志って一体なに!?!?
「みんなが納得」ってあり得るの?
ヒントはイワシの群れ?
代表者が代表してくれてる気がしないモヤモヤ、どうしたらいい?
くじ引きで憲法評議会の委員を決めてる国があるってマジですか!?
ぜひみなさんのモヤモヤや問いや気づき・発見も、「お便りフォーム」で教えてください!
▼「決め方、どう決める?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『教室を生きのびる政治学』岡田憲治(著) 晶文社 2023
(2)『民主主義とは何か』宇野重規(著)講談社現代新書 2020
(3)『くじ引き民主主義─政治にイノヴェーションを起こす』吉田徹(著) 光文社新書 2021
(4)『「忘れられた日本人」をひらく─宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵、畑中章宏(著)黒鳥社 2023
(5)『なめらかな社会とその敵─PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』鈴木健(著)ちくま学芸文庫 2022
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Tue, 05 Nov 2024 - 44min - 94 - 20-2.「民主主義」って結局なんなの?政治システムの入門書『民主主義とは何か』を読んで、選挙の違和感をさぐる
▶︎ほんのれんラジオ、いよいよ11/2と11/3に「Podcast Weekend 2024」(@東京・下北沢で開催)に出店します。
みなさんにお会いできるのを楽しみに、お待ちしています★
▶︎お便りフォームをオープンしました♪
ラジオの感想や、テーマリクエストなど、ぜひお寄せください。
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ほんのれんvol.20の問いは、「決め方、どう決める? 「みんな納得」はありえるか」です。
日本でもアメリカでも国政選挙の秋ですが、選挙や「決め方」になんとも言えない違和感があるのは、なんなんだろう?
今回は宇野重規さんの『民主主義とは何か』を読みながら、そもそも民主主義ってなんですか?今の日本って民主主義ですか???を問いなおしてみます。
(収録日 2024/10/14)
ぜひみなさんのモヤモヤや問いや気づき・発見も、「お便りフォーム」で教えてください!
▼「決め方、どう決める?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『教室を生きのびる政治学』岡田憲治(著) 晶文社 2023
(2)『民主主義とは何か』宇野重規(著)講談社現代新書 2020
(3)『くじ引き民主主義─政治にイノヴェーションを起こす』吉田徹(著) 光文社新書 2021
(4)『「忘れられた日本人」をひらく─宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵、畑中章宏(著)黒鳥社 2023
(5)『なめらかな社会とその敵─PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』鈴木健(著)ちくま学芸文庫 2022
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Tue, 29 Oct 2024 - 41min - 93 - 20-1.選挙行く?政治はなぜ遠く感じるの?身の回りの「決め方」をめぐって、モヤモヤを解きほぐしてみる
▶︎ほんのれんラジオ、いよいよ11/2と11/3に「Podcast Weekend 2024」(@東京・下北沢で開催)に出店します。
本好きにはたまらないオリジナルグッズ、たくさん取り揃えています!
みなさんにお会いできるのを楽しみに、お待ちしています★
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ほんのれんvol.20の問いは、「決め方、どう決める? 「みんな納得」はあり得るか」です。
日本でもアメリカでも国政選挙の秋ですが、選挙や「決め方」になんとも言えない違和感があるのは、なんなんだろう?
民主主義ってなんなんだろう?
考えてみたら、「決め方」に色々左右されることは日常の中にもたくさんある。
みんなで一緒に生きていく上で、どうしても必要になりそうな「合意形成」、みなさんはどう考えますか?
ぜひみなさんのモヤモヤや問いや気づき・発見も、「お便りフォーム」で教えてください!
▼「決め方、どう決める?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『教室を生きのびる政治学』岡田憲治(著)晶文社 2023
(2)『民主主義とは何か』宇野重規(著)講談社現代新書 2020
(3)『くじ引き民主主義─政治にイノヴェーションを起こす』吉田徹(著) 光文社新書 2021
(4)『「忘れられた日本人」をひらく─宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵、畑中章宏(著)黒鳥社 2023
(5)『なめらかな社会とその敵─PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論』鈴木健(著)ちくま学芸文庫 2022
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EDITOR’S NOTE 「決め方」が分断を生んでいる?
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選挙の秋だ。
10月末に日本の衆院選が、11月頭にはアメリカ大統領選が続く。
テレビでもSNSでも罵り合いばかりの政治ショーを見ていると、
たくさんの疑問がぐるぐる浮かんでくる。
「みんなで合意する」ための選挙のはずが、「分断」を生んで
いるのはなぜ?日本で投票率が伸びないのはどうして?そもそも
この「決め方」は、誰がどう決めたの?
民主主義の起源とされる古代ギリシアでは、市民たちが一カ所に
集まり、対面で議論をした。そこで決まった政策を担う公職は
「抽選」で選んでいたそうだ。誰もが責任を負う可能性があった。
日本の村社会では長らく「寄合」による自治が行われていた。
民俗学者・宮本常一の『忘れられた日本人』には、村人が集まって、
何日も話し合う情景が描かれている。
気長な議論は「みんな納得」のための妥協のプロセスなのだ。
政治に限らず、家族や、学校、会社でも、「決め方」を変えれば、
結果も納得度も違ってくるはず。社会的動物である人間の永遠
のテーマともいえる「みんなで決める」の可能性を探索したい。
編集長・仁禮洋子
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Fri, 25 Oct 2024 - 37min - 92 - 19-6. 【番外編・ゲスト回】疲れるのは、「古いカラダ」で生きているから。身体教育研究所の渡辺恒久さんに聞く、目からウロコな身体観。
▶︎ほんのれんラジオが「Podcast Weekend 2024(11.2-3@下北沢)」に出店します!
ここでしか手に入らないオリジナルグッズ、たくさんあります!ぜひ遊びに来てください♪
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ラジオの感想や、テーマリクエストなど、ぜひお寄せください。
一緒に活動してくれるメンバーも大募集中です!
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ほんのれんvol.19の問いは、「疲れてちゃダメ? 未知なるカラダと対話する」です。
今回は番外編として、ゲストをお招きしました!
『風邪の効用』著者の野口晴哉氏の孫弟子である、身体教育研究所の渡辺恒久さんに身体観・疲労観を伺います。
私たちの常識を吹っ飛ばす、意外なカラダとの向き合い方。
みなさんはどこにビックリしましたか?ぜひ「お便りフォーム」で教えてください^^
▼「疲れてちゃダメ?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『疲労とはなにか─すべてはウイルスが知っていた』近藤一博(著)講談社 2023
(2)『風邪の効用』野口晴哉(著)筑摩書房 2003
(3)『共鳴するからだ─空間身体学をひらく』片山洋次郎、田畑浩良、藤本靖(著)晶文社 2024
(4)『疲労社会』ビョンチョル・ハン(著) 花伝社 2021
(5)『いのちを呼びさますもの─ひとのこころとからだ』稲葉俊郎(著)アノニマ・スタジオ 2018
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Tue, 22 Oct 2024 - 46min - 91 - 19-5.健康の秘訣はアートにあり!?東大医師・稲葉俊郎による『いのちを呼びさますもの』を読んで考える「いい調子」のつくりかた
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オリジナルグッズも「旬感ノート」もあります!ぜひ遊びに来てください♪
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一緒に活動してくれるメンバーも大募集中です!
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ほんのれんvol.19の問いは、「疲れてちゃダメ? 未知なるカラダと対話する」です。
本編最終回は『いのちを呼びさますもの─ひとのこころとからだ』を読みながら、意外と知らない自分のカラダと上手に対話する方法や心構えを考えます。
▼「疲れてちゃダメ?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『疲労とはなにか─すべてはウイルスが知っていた』近藤一博(著)講談社 2023
(2)『風邪の効用』野口晴哉(著)筑摩書房 2003
(3)『共鳴するからだ─空間身体学をひらく』片山洋次郎、田畑浩良、藤本靖(著)晶文社 2024
(4)『疲労社会』ビョンチョル・ハン(著) 花伝社 2021
(5)『いのちを呼びさますもの─ひとのこころとからだ』稲葉俊郎(著)アノニマ・スタジオ 2018
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Fri, 18 Oct 2024 - 35min - 90 - 19-4.「できる人でいなきゃ」プレッシャーで疲弊する?ドイツ哲学界のスター★ビョンチョル・ハンの『疲労社会』で能力社会を問いなおしてみる。
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ほんのれんvol.19の問いは、「疲れてちゃダメ? 未知なるカラダと対話する」です。
今回は、社会そのものに蔓延する「疲れるメカニズム」を考えます!
「できるヒト」であることを証明し続けなきゃいけない能力社会こそ、すべての根源的な原因なのでは!?
世界的に注目されているイケおじ哲学者ビョンチョル・ハンの『疲労社会』を読みながら、我が身をふり返ります。
▼「疲れてちゃダメ?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『疲労とはなにか─すべてはウイルスが知っていた』近藤一博(著)講談社 2023
(2)『風邪の効用』野口晴哉(著)筑摩書房 2003
(3)『共鳴するからだ─空間身体学をひらく』片山洋次郎、田畑浩良、藤本靖(著)晶文社 2024
(4)『疲労社会』ビョンチョル・ハン(著) 花伝社 2021
(5)『いのちを呼びさますもの─ひとのこころとからだ』稲葉俊郎(著)アノニマ・スタジオ 2018
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Tue, 15 Oct 2024 - 35min - 89 - 19-3.風邪は治すものじゃなくて通過させるもの?『風邪の効用』と『共鳴するからだ』で、自分のカラダを見つめ直す
ほんのれんラジオが「Podcast Weekend 2024(11.2-3@下北沢)」に出店します!
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ほんのれんvol.19の問いは、「疲れてちゃダメ? 未知なるカラダと対話する」です。
今回は、「カラダ」の視点から疲れを考えてみたい!
ちょっとした風邪や、身体のこわばりと、私たちはどう向き合うといいのだろう?
「整体」のレジェンドたちの本を訪ねたら、意外な「身体観」と出会いました。
▼「疲れてちゃダメ?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『疲労とはなにか─すべてはウイルスが知っていた』近藤一博(著)講談社 2023
(2)『風邪の効用』野口晴哉(著)筑摩書房 2003
(3)『共鳴するからだ─空間身体学をひらく』片山洋次郎、田畑浩良、藤本靖(著)晶文社 2024
(4)『疲労社会』ビョンチョル・ハン(著) 花伝社 2021
(5)『いのちを呼びさますもの─ひとのこころとからだ』稲葉俊郎(著)アノニマ・スタジオ 2018
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Fri, 11 Oct 2024 - 30min - 88 - 19-2. あなたの疲れ、ウイルスが真相を知っている!?『疲労とはなにか』で知る、疲れた体をめぐる最新科学仮説
★超重要なお知らせ!!★
ほんのれんラジオが「Podcast Weekend 2024」に出店します!
11月に、ぜひ下北沢へ遊びに来てください♪
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ほんのれんvol.19の問いは、「疲れてちゃダメ? 未知なるカラダと対話する」です。
疲労の正体、最新科学も研究してます。
ウイルスの研究から見えてきた、疲労のメカニズムとは?
「疲労」と「疲労感」の違い、認識していないと危険らしい・・・!
▼「疲れてちゃダメ?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『疲労とはなにか─すべてはウイルスが知っていた』近藤一博(著)講談社2023
(2)『風邪の効用』野口晴哉(著)筑摩書房2003
(3)『共鳴するからだ─空間身体学をひらく』片山洋次郎、田畑浩良、藤本靖(著)晶文社 2024
(4)『疲労社会』ビョンチョル・ハン(著) 花伝社 2021
(5)『いのちを呼びさますもの─ひとのこころとからだ』稲葉俊郎(著)アノニマ・スタジオ 2018
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Tue, 08 Oct 2024 - 38min - 87 - 【お知らせ回】ほんのれんラジオがPodcast Weekend 2024に出店します!Fri, 04 Oct 2024 - 14min
- 86 - 19-1.疲れてちゃダメ?疲れたって言っちゃダメ?あなたの「疲れ」を問いなおす3つの質問
★超重要なお知らせ!!★
ほんのれんラジオが「Podcast Weekend 2024」に出店します!
11月に、ぜひ下北沢へ遊びに来てください♪
===
ほんのれんvol.19の問いは、「疲れてちゃダメ? 未知なるカラダと対話する」です。
最近、世の中みんな疲れている。
だけど「疲れてる」ことは、自己管理が行き届いていなくて恥ずかしいこと、みたいな圧もある。
私たちはいつも管理が行き届いた元気マンマンじゃないと、いけないのか?
疲れは、見て見ぬふりしないといけないものなのか?
とても身近な「疲れ」という存在を、改めて問いなおしてみたい。
▼「疲れてちゃダメ?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『疲労とはなにか─すべてはウイルスが知っていた』近藤一博(著)講談社2023
(2)『風邪の効用』野口晴哉(著)筑摩書房2003
(3)『共鳴するからだ─空間身体学をひらく』片山洋次郎、田畑浩良、藤本靖(著)晶文社 2024
(4)『疲労社会』ビョンチョル・ハン(著) 花伝社 2021
(5)『いのちを呼びさますもの─ひとのこころとからだ』稲葉俊郎(著)アノニマ・スタジオ 2018
Tue, 01 Oct 2024 - 29min - 85 - 18-6. 面白く話すコツ、学べるの?学ばなきゃいけないの?オードリーの育ての親、藤井青銅『トークの教室』を読んだら、いろいろ気が楽になった話。
★超重要なお知らせ!!★
ほんのれんラジオが「Podcast Weekend 2024」に出店します!
11月に、ぜひ下北沢へ遊びに来てください♪
★
ほんのれん vol.18「笑うカドには? 場を突破するチカラ」の最終回です。
最後は、私たちが「面白い話」をするコツってあるの?というお話。
オードリーを育てたラジオ作家、藤井青銅さんの『トークの教室』を共読したら、お笑い好きなニレヨーコも、「面白い話しなきゃいけないなんてプレッシャー嫌だ!」派のウメコも、みんな気が楽になりました。
面白いって、〇〇なのか!!!
みなさんにとって、「笑い」とは??
▼「笑うカドには?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『ユーモアは最強の武器である─スタンフォード大学ビジネススクール人気講義』ジェニファー・アーカー、ナオミ・バグドナス(著)神崎朗子(訳) 東洋経済新報社 2022
(2)『なぜあの人のジョークは面白いのか? ─進化論で読み解くユーモアの科学』ジョナサン・シルバータウン(著)水谷淳(訳)東洋経済新報社2021
(3)『感情は、すぐに脳をジャックする』佐渡島庸平、石川善樹(著)羽賀翔一(絵)Gakken 2021
(4)『笑いの日本史』船橋晴雄(著)中央公論新社 2023
(5)『トークの教室─「面白いトーク」はどのように生まれるのか』藤井青銅(著)河出書房新社2024
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Fri, 27 Sep 2024 - 38min - 84 - 18-5.神が爆笑する国ニッポン!?『笑いの日本史』で超高速に学ぶ、日本の多様すぎる「笑い」文化
★超重要なお知らせ!!★
ほんのれんラジオが「Podcast Weekend 2024」に出店します!
オリジナルグッズを超頑張って製作中!11月に、ぜひ下北沢へ遊びに来てください♪
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ほんのれん vol.18「笑うカドには? 場を突破するチカラ」の5回目です。
いろんな笑いを見てきたけれど、日本にはもともとどんな「笑い」が根付いていたのだろう?
日本文化史を超高速にめぐりながら、日本の笑いの特徴を考えてみます。
▼「笑うカドには?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『ユーモアは最強の武器である─スタンフォード大学ビジネススクール人気講義』ジェニファー・アーカー、ナオミ・バグドナス(著)神崎朗子(訳) 東洋経済新報社 2022
(2)『なぜあの人のジョークは面白いのか? ─進化論で読み解くユーモアの科学』ジョナサン・シルバータウン(著)水谷淳(訳)東洋経済新報社2021
(3)『感情は、すぐに脳をジャックする』佐渡島庸平、石川善樹(著)羽賀翔一(絵)Gakken 2021
(4)『笑いの日本史』船橋晴雄(著)中央公論新社 2023
(5)『トークの教室─「面白いトーク」はどのように生まれるのか』藤井青銅(著)河出書房新社2024
Tue, 24 Sep 2024 - 40min - 83 - 18-4.感情に振りまわされない方法、あります?! 佐渡島庸平ほか『感情は、すぐに脳をジャックする』に学ぶ、ココロとのちょうどいい距離感
★超重要なお知らせ!!★
ほんのれんラジオが「Podcast Weekend 2024」に出店します!
オリジナルグッズを超頑張って製作中!11月に、ぜひ下北沢へ遊びに来てください♪
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ほんのれん vol.18「笑うカドには? 場を突破するチカラ」の4回目です。
みなさん、自分の感情に困らせられることってありませんか?
怒るつもりもないのに怒ってしまったり、真面目な局面なのに笑ってしまったり。
自分のことなのに自分の思い通りにならない「感情」と、どう付き合えばいいのだろう。
『宇宙兄弟』など大ヒット漫画を世に送り出してきた編集者の佐渡島庸平さんや、チベット仏教のお坊さんや、認知科学のレジェンド研究者の視点をかりて、ココロとの向き合い方を考えます。
▼「笑うカドには?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『ユーモアは最強の武器である─スタンフォード大学ビジネススクール人気講義』ジェニファー・アーカー、ナオミ・バグドナス(著)神崎朗子(訳) 東洋経済新報社 2022
(2)『なぜあの人のジョークは面白いのか? ─進化論で読み解くユーモアの科学』ジョナサン・シルバータウン(著)水谷淳(訳)東洋経済新報社2021
(3)『感情は、すぐに脳をジャックする』佐渡島庸平、石川善樹(著)羽賀翔一(絵)Gakken 2021
(4)『笑いの日本史』船橋晴雄(著)中央公論新社 2023
(5)『トークの教室─「面白いトーク」はどのように生まれるのか』藤井青銅(著)河出書房新社2024
Fri, 20 Sep 2024 - 39min - 82 - 18-3. お笑い芸人はなぜモテる!?『なぜあの人のジョークは面白いのか? 』で進化生物学者が明かすモテの神秘。
★超重要なお知らせ!!★
ほんのれんラジオが「Podcast Weekend 2024」に出店します!
オリジナルグッズを超頑張って製作中!11月に、ぜひ下北沢へ遊びに来てください♪
★
ほんのれん vol.18「笑うカドには? 場を突破するチカラ」の3回目です。
なんで人間は笑うんだろう?
その答えは、「モテ」のため!? 笑いを扱う力が、生きる力そのものに直結しているかもしれない。
『なぜあの人のジョークは面白いのか? ─進化論で読み解くユーモアの科学』を読みながら、進化論や哲学の視点から「笑い」を捉え直します。
▼「笑うカドには?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『ユーモアは最強の武器である─スタンフォード大学ビジネススクール人気講義』ジェニファー・アーカー、ナオミ・バグドナス(著)神崎朗子(訳) 東洋経済新報社 2022
(2)『なぜあの人のジョークは面白いのか? ─進化論で読み解くユーモアの科学』ジョナサン・シルバータウン(著)水谷淳(訳)東洋経済新報社2021
(3)『感情は、すぐに脳をジャックする』佐渡島庸平、石川善樹(著)羽賀翔一(絵)Gakken 2021
(4)『笑いの日本史』船橋晴雄(著)中央公論新社 2023
(5)『トークの教室─「面白いトーク」はどのように生まれるのか』藤井青銅(著)河出書房新社2024
Tue, 17 Sep 2024 - 26min - 81 - 18-2.『ユーモアは最強の武器である』!? ビジネスエリートも学んでいる3つのテクニック
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ほんのれん vol.18「笑うカドには? 場を突破するチカラ」の2回目です。
スタンフォードのMBAでは、ビジネスエリートたちがユーモアスキルを学んでいるってホント?
笑いやユーモアの力は学んで磨くことができる。
『ユーモアは最強の武器である─スタンフォード大学ビジネススクール人気講義』から、すぐに実践できる3つの方法をご紹介します!
▼「笑うカドには?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『ユーモアは最強の武器である─スタンフォード大学ビジネススクール人気講義』ジェニファー・アーカー、ナオミ・バグドナス(著)神崎朗子(訳) 東洋経済新報社 2022
(2)『なぜあの人のジョークは面白いのか? ─進化論で読み解くユーモアの科学』ジョナサン・シルバータウン(著)水谷淳(訳)東洋経済新報社2021
(3)『感情は、すぐに脳をジャックする』佐渡島庸平、石川善樹(著)羽賀翔一(絵)Gakken 2021
(4)『笑いの日本史』船橋晴雄(著)中央公論新社 2023
(5)『トークの教室─「面白いトーク」はどのように生まれるのか』藤井青銅(著)河出書房新社2024
Fri, 13 Sep 2024 - 23min - 80 - 18-1. 笑うカドには何がくる? 20冊の本と考える、笑いとユーモアの秘めたる力!
★超重要なお知らせ!!★
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今回から新シリーズ!
ほんのれん vol.18「笑うカドには? 場を突破するチカラ」です。
笑いの本質は、硬直を打破すること!?
何かを転換する「笑い」の力を、どう捉えるか?どう活かせるか?を考えていきます。
▶︎ 今月のEditor's Noteはこちら
▼「笑うカドには?」を考える「ほんのれん」旬感本5冊!
(1)『ユーモアは最強の武器である─スタンフォード大学ビジネススクール人気講義』ジェニファー・アーカー、ナオミ・バグドナス(著)神崎朗子(訳) 東洋経済新報社 2022
(2)『なぜあの人のジョークは面白いのか? ─進化論で読み解くユーモアの科学』ジョナサン・シルバータウン(著)水谷淳(訳)東洋経済新報社2021
(3)『感情は、すぐに脳をジャックする』佐渡島庸平、石川善樹(著)羽賀翔一(絵)Gakken 2021
(4)『笑いの日本史』船橋晴雄(著)中央公論新社 2023
(5)『トークの教室─「面白いトーク」はどのように生まれるのか』藤井青銅(著)河出書房新社2024
▼今回、登場した「松岡正剛の千夜千冊」
▼その他、登場した本
(1)『日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く』松岡正剛 (著) 講談社 2020
(2)『ウケる技術』水野敬也 (著), 小林昌平 (著), 山本周嗣 (著) 新潮社 2007
(3)『大喜利の考え方 あなただけの「おもしろい発想」を生み出す方法』坊主 (著) ダイヤモンド社 2024
(4)『1秒で答えをつくる力 お笑い芸人が学ぶ「切り返し」のプロになる48の技術』本多正識 (著)ダイヤモンド社 2022
(5)『笑い』アンリ ベルクソン (著), 林 達夫 (訳) 岩波書店 1976
(6)『笑いの哲学』木村覚 (著) 講談社 2020
(7)『私たちはなぜ笑うのか 笑いの哲学史』
Tue, 10 Sep 2024 - 35min - 79 - 17-6. 私たちは『生まれながらのサイボーグ』!? 『人類を変えた7つの発明史』& 松岡正剛『電子の社会』と考える、「スマホは人類をどう変えるか」という難解すぎる問い!
ほんのれん vol.17「スマホ中毒?」6回目です。
ゲスト本は、『人類を変えた7つの発明史 ─ 火からAIまで技術革新と歩んだホモ・サピエンスの20万年』。
そして、『生まれながらのサイボーグ』アンディ・クラーク(著) と『電子の社会』松岡正剛(著)からもたくさんヒントをもらいながら、「デジタル・サイボーグな人類って、これからどうなるの?」という答えが絶対に出ない問いに挑みます!
みなさんにとって、スマホとは?テクノロジーとは?
デジタルな社会に生きる私たちは、これからどんな生き物になっていくと思いますか?
<合わせて読みたい、「ほんのれん編集部」の連載記事!>
Business Insider Japan 掲載
あなたも「スマホゾンビ」かもしれない。7冊の本で考えるトラップだらけのデジタル社会
▼「スマホ中毒?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『スマホを捨てたい子どもたち─野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』山極寿一(著)ポプラ社 2020
(2)『ATTENTION SPAN (アテンション・スパン) ─デジタル時代の「集中力」の科学』グロリア・マーク(著)依田卓巳(訳)日本経済新聞出版 2024
(3)『僕らはそれに抵抗できない─「依存症ビジネス」のつくられかた』アダム・オルター(著)上原裕美子(訳)ダイヤモンド社 2019
(4)『習慣と脳の科学─どうしても変えられないのはどうしてか』ラッセル・A・ポルドラック(著)神谷之康(監訳)児島修(訳)みすず書房 2023
(5)『人類を変えた7つの発明史 ─ 火からAIまで技術革新と歩んだホモ・サピエンスの20万年』Rootport(著)KADOKAWA 2024
▼その他、登場した本
『生まれながらのサイボーグ: 心・テクノロジー・知能の未来』アンディ・クラーク(著) 呉羽 真, 久木田 水生, 西尾 香苗(訳) 春秋社 2015
『プルーストとイカ』(メアリアン・ウルフ(著), 小松淳子 (訳)/インターシフト)
『千夜千冊エディション 電子の社会』松岡正剛(著)KADOKAWA 2022
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Tue, 03 Sep 2024 - 41min - 78 - 17-5.悪習慣は、意思の力じゃ変えられない!? 世界で話題の骨太研究本『習慣と脳の科学』を読んでわかった、脳のクセ
ほんのれん vol.17「スマホ中毒?」5回目です。
ゲスト本は、『習慣と脳の科学─どうしても変えられないのはどうしてか』。
最新の脳科学研究が教えてくれるのは、「意志の力では悪習慣は変えられない!」ということ。
習慣って、どうやって作られる?
自分の行動パターンを変えたいとき、私たちはどうしたらいい?
▼「スマホ中毒?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『スマホを捨てたい子どもたち─野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』山極寿一(著)ポプラ社 2020
(2)『ATTENTION SPAN (アテンション・スパン) ─デジタル時代の「集中力」の科学』グロリア・マーク(著)依田卓巳(訳)日本経済新聞出版 2024
(3)『僕らはそれに抵抗できない─「依存症ビジネス」のつくられかた』アダム・オルター(著)上原裕美子(訳)ダイヤモンド社 2019
(4)『習慣と脳の科学─どうしても変えられないのはどうしてか』ラッセル・A・ポルドラック(著)神谷之康(監訳)児島修(訳)みすず書房 2023
(5)『人類を変えた7つの発明史 ─ 火からAIまで技術革新と歩んだホモ・サピエンスの20万年』Rootport(著)KADOKAWA 2024
Tue, 27 Aug 2024 - 32min - 77 - 【番外編】追悼・松岡正剛。あらためて「本の連」がめざすもの
ほんのれんラジオ(ほんのれん編集部)が所属する編集工学研究所 所長の松岡正剛が2024年8月12日に逝去しました。
「ほんのれん」は、松岡正剛の方法・思想を引き継ぐプロジェクトです。
松岡さんを追悼しながら、ほんのれん編集部が松岡さんから教えてもらったことなどをお話しします。
▼エピソード内で紹介している「松岡正剛の千夜千冊」 1661夜『江戸の読書会 会読の思想史』前田勉(著)平凡社 2012
138夜『文体練習』レーモン・クノー(著)朝日出版社 1996
出演:ほんのれん編集部
仁禮洋子(ニレヨーコ)、山本春奈(はるにゃ)、尾島可奈子(おじー)、梅澤奈央(ウメコ)
Fri, 23 Aug 2024 - 28min - 76 - 17-4. 悪用厳禁!スマホ依存を生み出す6つのテクニック『僕らはそれに抵抗できない』から、依存症ビジネスの闇を探る
ほんのれん vol.17「スマホ中毒?」4回目です。
ゲスト本は、『僕らはそれに抵抗できない ─「依存症ビジネス」のつくられかた』。
やめたくてもやめられないSNSやスマホゲーム、実は依存するように仕組まれているらしい。
私たちを沼らせるビジネスのメカニズムを知れば、スマホ中毒への防御力がちょっと上がる…!?
▼「スマホ中毒?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『スマホを捨てたい子どもたち ─ 野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』山極寿一(著)ポプラ社 2020
(2)『ATTENTION SPAN (アテンション・スパン) ─ デジタル時代の「集中力」の科学』グロリア・マーク(著) 依田卓巳(訳)日本経済新聞出版 2024
(3)『僕らはそれに抵抗できない ─「依存症ビジネス」のつくられかた』アダム・オルター(著)上原裕美子(訳)ダイヤモンド社 2019
(4)『習慣と脳の科学─どうしても変えられないのはどうしてか』
ラッセル・A・ポルドラック(著) 神谷之康(監訳) 児島修(訳)
みすず書房 2023
(5)『人類を変えた7つの発明史 ─ 火からAIまで技術革新と歩んだホモ・サピエンスの20万年』Rootport(著)KADOKAWA 2024
▼登場した本
『アメリカは自己啓発本でできている』尾崎俊介 (著)平凡社 2024
Tue, 20 Aug 2024 - 38min - 75 - 17-3. スマホ時代の集中力は47秒!? 『ATTENTION SPAN (アテンション・スパン)』に聞く、注意散漫に負けないコツ
ほんのれん vol.17「スマホ中毒?」3回目です。
ゲスト本は、『ATTENTION SPAN ─デジタル時代の「集中力」の科学』。
デジタルデバイスのマルチタスクによってもたらされる、私たちの集中力や認知への影響を考えます。
▼「スマホ中毒?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『スマホを捨てたい子どもたち─野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』山極寿一(著)ポプラ社 2020
(2)『ATTENTION SPAN (アテンション・スパン) ─デジタル時代の「集中力」の科学』グロリア・マーク(著)依田卓巳(訳)日本経済新聞出版 2024
(3)『僕らはそれに抵抗できない─「依存症ビジネス」のつくられかた』アダム・オルター(著)上原裕美子(訳)ダイヤモンド社 2019
(4)『習慣と脳の科学─どうしても変えられないのはどうしてか』
ラッセル・A・ポルドラック(著)神谷之康(監訳)児島修(訳)
みすず書房 2023
(5)『人類を変えた7つの発明史 ─ 火からAIまで技術革新と歩んだホモ・サピエンスの20万年』Rootport(著)KADOKAWA 2024
Tue, 13 Aug 2024 - 28min - 74 - 17-2. ゴリラ研究者はスマホをどう見る?元京大総長・山極寿一『スマホを捨てたい子どもたち』から、人間の脳のキャパを知る
ほんのれん vol.17「スマホ中毒?」2回目です。
みなさんは、SNSで何人トモダチいますか?人間がほんとうにつながれるのは、150人までと言われているそう。
今回は山極寿一さんの『スマホを捨てたい子どもたち─野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』を読みながら、デジタル時代のつながりとコミュニケーションについて考えます。
▼「スマホ中毒?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『スマホを捨てたい子どもたち─野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』山極寿一(著)ポプラ社 2020
(2)『ATTENTION SPAN (アテンション・スパン) ─デジタル時代の「集中力」の科学』グロリア・マーク(著)依田卓巳(訳)日本経済新聞出版 2024
(3)『僕らはそれに抵抗できない─「依存症ビジネス」のつくられかた』アダム・オルター(著)上原裕美子(訳)ダイヤモンド社 2019
(4)『習慣と脳の科学─どうしても変えられないのはどうしてか』
ラッセル・A・ポルドラック(著)神谷之康(監訳)児島修(訳)
みすず書房 2023
(5)『人類を変えた7つの発明史 ─ 火からAIまで技術革新と歩んだホモ・サピエンスの20万年』Rootport(著)KADOKAWA 2024
Fri, 09 Aug 2024 - 24min - 73 - 17-1. スマホ中毒、大丈夫?人類は1万6000年前から依存症に悩んできた!?
今回から新テーマ!
ほんのれん vol.17「スマホ中毒?」です。
スマホやデジタルデバイスの登場によって、できるようになったことは?できなくなったことは?
知らず知らずのうちに依存しがちなスマホやデジタルデバイスと、私たちはどう付き合っていけばいいのだろう。
脳科学や心理学や歴史など、多様な観点から考えていきます。
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<今月のEditor’s Note>
スマホ・サイボーグ
2024年の世界の統計レポートによると、16歳から64歳の インターネットユーザーは、1日平均6時間40分をスクリーンタイムに費やしているそうだ。年間で約101日に相当し、成人 期の17年以上をスマホを眺めている計算になる。
これをどう見るか。一瞬ゾッとするのだが、今や私たちは 24時間365日スマホと一緒にいるわけで、「ヒトとスマホの深 い仲」は、こんな数字では語れそうにない。
なにせスケジュールも、目的地へのルートも、家族の思い出も、財布も、気晴らしも、 絶対に晒せないような超個人情報も、すべてスマホの中なのだ。スマホは便利なツールを超えて、私たちの脳や心と一体化しているのかもしれない。
歴史をふり返ると、人類はさまざまな発明を繰り返し、そのたびに自分たちをもアップデートしてきた。認知科学者アンディ・クラークは、ヒトが道具を自らの一部として取り込んでいく特性を「人間は生まれながらのサイボーグだ」と言った。
スマホによってヒトはどう変わるのか。何を得て、何を失う のか。危険性はどこに潜んでいるのか。5冊の本で、問題を あぶり出してみたい。
(編集長・仁禮洋子)
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▼エピソード目次
・今月のテーマは「スマホ中毒」
・「中毒」と「依存」はどう違う?
・addictionの語源は「奴隷」
・「ネット依存症判断テスト」やってみよう!
・スマホで見ちゃうのは何? YouTube?ゲーム?メルカリ?
・一気にわかる依存症の歴史『僕らはそれに抵抗できない』より
・1万3000年前にも依存症患者がいた!?
・粘土板にアヘン調合法を刻んだサマリア人
・フロイトはなぜコカイン依存症になったのか?
・コカ・コーラは南北戦争が生んだ▼「スマホ中毒?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『スマホを捨てたい子どもたち─野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』山極寿一(著)ポプラ社 2020
(2)『ATTENTION SPAN (アテンション・スパン) ─デジタル時代の「集中力」の科学』グロリア・マーク(著)依田卓巳(訳)日本経済新聞出版 2024
(3)『僕らはそれに抵抗できない─「依存症ビジネス」のつくられかた』アダム・オルター(著)上原裕美子(訳)ダイヤモンド社 2019
(4)『習慣と脳の科学─どうしても変えられないのはどうしてか』
ラッセル・A・ポルドラック(著)神谷之康(監訳)児島修(訳)
みすず書房 2023
(5)『人類を変えた7つの発明史 ─ 火からAIまで技術革新と歩んだホモ・サピエンスの20万年』Rootport(著)KADOKAWA 2024
▼登場した本
『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン (著), 久山葉子 (翻訳)新潮社 2020
『スティーブ・ジョブズ』ヤマザキ マリ (著), ウォルター・アイザックソン (原著)講談社 2013
『失われゆく我々の内なる地図 空間認知の隠れた役割』マイケル・ボンド (著), 竹内和世 (訳)白揚社 2022
『フォークの歯はなぜ四本になったか』ヘンリー・ペトロスキー (著), 忠平美幸 (訳)平凡社 2010
Tue, 06 Aug 2024 - 33min - 72 - 16-6. 旅したくなるのは本能だ!?マグロもトンボもアホウドリも、みんな移動しまくっていた衝撃の事実
ほんのれん vol.16「なぜ旅をするのか? 〜フィルターバブルの外に出る〜」6回目! 生きるって、そもそも旅すること? ヒトや生き物にとって「移動すること」の意味を考えてみます。 ▼登場した本 『 旅する地球の生き物たち ヒト・動植物の移動史で読み解く遺伝・経済・多様性』ソニア・シャー(著) 夏野徹也(訳)築地書館 2022 『ペンギンが教えてくれた 物理のはなし』渡辺 佑基 (著)河出書房新社 2014 『せいめいのれきし 改訂版』バージニア・リー・バートン (著, イラスト), まなべ まこと (監修), いしい ももこ (翻訳) 岩波書店 2015 ▶︎Business Insider Japanで「ほんのれん旬感本考」連載中! ▶︎「スマートニュース+」でも連載中!スマニューアプリで「ほんのれん」検索! ▶︎ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren
Tue, 30 Jul 2024 - 31min - 71 - 16-5. 賢くなりたきゃ歩きましょう!?『ウォークス』と「おくのほそ道」から考える、歩く旅の効用
Let's be a walker!? 今回は、「歩くこと」の効用を考えます。
ほんのれん vol.16「なぜ旅をするのか?-フィルターバブルの外に出る-」5回目です。
遠くに行くことだけが旅じゃない!近所を散歩することだって、立派な旅だ。
でも、散歩ってなぜ大事なのだろう? どうやら歩くことは、思考することにつながっているらしい。古今東西、アリストテレスもキェルケゴールも松尾芭蕉も歩き倒してきていた。
偉人たちの足跡をたどりながら、散歩旅が私たちにもたらすものを考えます。
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Fri, 26 Jul 2024 - 35min - 70 - 16-4. どこに旅する? 地下迷宮、100%上陸不可能な島、”最後の楽園”!? 『辺境見聞録』をよんで、未知への冒険心を呼びさまそう
ほんのれん vol.16「なぜ旅をするのか? 〜フィルターバブルの外に出る〜」4回目!
『辺境見聞録』を読みながら、地上に残る未踏の地をめぐります。
次の旅先を決める参考に、なったり、ならなかったり?
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Tue, 23 Jul 2024 - 32min - 69 - 16-3.『旅行の世界史』で知る、歴史を変えた旅人がすごかった。三蔵法師は不法出国、マルコポーロはインフルエンサー!?
2024年7月のテーマは「なぜ旅をするのか」です。私たちの旅といえば、車に、新幹線に、飛行機に。座っていても移動できる乗り物ばかりですが、そんなのきっとごく最近の話。天竺まで経典を取りに行った玄奘や、黄金の国ジパングを紹介したマルコポーロはいったいどんな旅をしていたのでしょう? なぜ、チャールズ・リンドバーグは、死の危険をおかしてまで、太平洋を飛行機で横断しようと思ったのでしょう?
森貴史さんによる『旅行の世界史―人類はどのように旅をしてきたのか』を片手に、人類の旅の変化を見ていきます。▼エピソード
『旅行の世界史』から人類の旅を振り返る/【古代】帰ってきただけで英雄!/「西遊記」の主人公玄奘/27歳で不法出国/片道3年、凍死、盗賊、転覆…/人生の3分の1が旅暮らし・アレクサンドロス大王/【中世】おみやげ屋が活版印刷の父に!?グーテンベルクの驚きの出自/職人がネットワーカー/宿屋の亭主は悪いヤツ!?/冒険者爆誕『東方見聞録』のマルコポーロ/「見てきたことの半分も書いてない」/【近代】1818年、tourismの誕生/自然は征服するものに/激しめの旅人:アルピニスト/ジョージ・マロリー「そこに山があるから」/世界初の旅行代理店:トマス・クック/労働者が消費者に/明治5年、日本の牛肉食べたらしい/引率の先生がトマス・ホッブズ&アダム・スミス/タイタニック号・オリエンタル/ナチスが買わせた片道切符/【現代】人類はついに空を手に入れた/チャールズ・リンドバーグ/なぜ太平洋を横断した?/黒幕はホテル王/宇宙にむかうイーロン・マスク/幻想的で実用的な絵本『未知なる冒険の書』/トゥクトゥクでボラれ、宝石店につれこまれたはるにゃ出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、はるにゃ、おじー、ウメ子
▼登場した本
『旅行の世界史─人類はどのように旅をしてきたのか』森貴史(著)星海社 2023
『未知なる冒険の書 自然に学び、地球で遊ぶ 336の知恵 』名もなき冒険家(著)トゥーヴァージンズ▶︎Business Insider Japanで「ほんのれん旬感本考」連載中!
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Fri, 19 Jul 2024 - 39min - 68 - 16-2.ネット時代、リアルに旅する意味あるの?東浩紀『弱いつながり』を読む
ほんのれん vol.16「なぜ旅をするのか? 〜フィルターバブルの外に出る〜」2回目!
YouTubeで「イタリア」を打ち込めば、バチカン宮殿のライブ映像が見られる時代。どうして、わざわざ身体を連れて「旅」に出る必要があるのでしょう?
批評家・東浩紀さんは、「検索ワードを探す旅」を提唱しています。なぜ、旅先でこそGoogle検索が必要なのか。東さんはなぜ、娘の誕生をきっかけに旅に出るようになったのか。スマホ時代の新しい旅を考えます。
▼エピソード目次
人はどうして旅をする?/旅先で何しますか/東浩紀『弱いつながり』/旅先ではスマホを見よ?!/若者よ、旅に出よ。ネットに深く潜るため/日本語で「ケーララ州」と検索する可能性/ネットに情報はある。しかし、検索しようとする「欲望」がない/ドゥルーズ&ガタリ「世界は欲望機械である」/「弱いつながり」とは/偶然ってすごくね?/「ネットは階層を固定化する」/「せっかくだから」が導く可能性/平野啓一郎「分人」とも違う、東浩紀の「観光客」/村人←→旅人、そして観光客/ナム・ジュン・パイク「定住的遊牧民」/なぜ、福島第一原発“観光地“化計画なのか/既知の情報を「感情」でタグ付け/統計的な最適はただの確率/1回限りのこの人生をどう生きる?/親子関係こそが、もっとも「弱いつながり」だ
▼「なぜ旅をするのか?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『旅行の世界史─人類はどのように旅をしてきたのか』森貴史(著)星海社 2023
(2)『弱いつながり─検索ワードを探す旅』東浩紀(著)幻冬舎文庫 2016
(3)『ビジュアルアトラス辺境見聞録─世界の果てを見てみたい』ブルーノ・レゲ(著)清水玲奈(訳)日経ナショナルジオグラフィック 2024
(4)『ウォークス─歩くことの精神史』レベッカ・ソルニット(著)東辻賢治郎(訳)左右社 2017
(5)『旅する地球の生き物たち ヒト・動植物の移動史で読み解く遺伝・経済・多様性』ソニア・シャー(著)夏野徹也(訳)築地書館 2022
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Tue, 16 Jul 2024 - 35min - 67 - 16-1. なぜ「旅」するの?トラブルをトラベルに変換してきた、人類の旅路
今回から新テーマ!
ほんのれん vol.16「なぜ旅をするのか? 〜フィルターバブルの外に出る〜」です。
思えば人類はずーっと旅をしてきた。
私たちにとって、旅とは? デジタル時代だからこその、リアルに旅する意味とは?を考えます。
▼エピソード目次
夏だ!旅だ!/人はどうして旅をする?/「旅」の辞書的定義/旅≒旗≒遊/voyageの語源は「旅費」/travelとtrouble/聖徳太子「この旅人あわれ」/最近旅してる?/シカゴへの女ひとり旅・ニレヨーコ/ケニアでキリンを見て、自分が人間だと気づくはるにゃ/旅嫌いウメ子/出張は旅なのか/出張=サファリ説/遠くに行かなくても旅ができる/中沢新一『アースダイバー』的な時間の旅/まち歩き団体・まいまい京都/ムー×地球の歩き方『異世界の歩き方』/元JAXA職員による『そろそろタイムマシンで未来に行けますか』/私たちは、最果てまで歩いてきた旅人たちの末裔だ/海部陽介『日本人はどこから来たのか』/3万年前の船旅を再現/定住と遊牧の違いとは/柄谷行人『遊動論』/常民・山人・遊民/ジェームズ・スコット『ゾミア――脱国家の世界史』/海民系ゾミアが日本人になった?/杉山正明『遊牧民の世界史』/ネパール人によるインドカレー屋がなぜ日本に『カレー移民の謎』/旬感本5冊紹介
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<今月のEditor’s Note>
「いつもの世界」の外に出る
コロナ以前にも増して、街は外国人観光客に溢れている。
Google Earthや動画で手軽に旅気分を味わえる時代だからこそ、物理的な移動をともなう「カラダごとの旅」は、これまで以上に大きな意味を持つのかもしれない。
人類は太古から旅をしてきた。ホモ・サピエンスの集団は、約5万年前にアフリカを出て、放浪しながら世界中に分散していった。アジア大陸の東端までやってきた集団が、海を渡って沖縄に上陸した。これが我々の祖先、3万年前の日本人だといわれる。
私たちはみな、何百世代もかけてここに辿り着いた、冒険者の末裔なのだ。
日々ネットを逍遥する私たちは、あらゆる情報にアクセスできるように見えて、知らず知らずのうちに、フィルターバブルに閉じている。そんな「予測可能ないつもの世界」から外に出るには、カラダごと旅して、予想をこえた偶然や未知と出会うことが必要なのかもしれない。
今こそ、我々の本能に刻まれた「旅」の意味を考えてみたい。
編集長・仁禮洋子
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▼「なぜ旅をするのか?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
(1)『旅行の世界史─人類はどのように旅をしてきたのか』森貴史(著)星海社 2023
(2)『弱いつながり─検索ワードを探す旅』東浩紀(著)幻冬舎文庫 2016
(3)『ビジュアルアトラス辺境見聞録─世界の果てを見てみたい』ブルーノ・レゲ(著)清水玲奈(訳)日経ナショナルジオグラフィック 2024
(4)『ウォークス─歩くことの精神史』レベッカ・ソルニット(著)東辻賢治郎(訳)左右社 2017
(5)『旅する地球の生き物たち ヒト・動植物の移動史で読み解く遺伝・経済・多様性』ソニア・シャー(著)夏野徹也(訳)築地書館 2022
▼その他、今回登場した本はこちら。
『アースダイバー』中沢 新一 (著)講談社 2005
『アースダイバー 神社編』中沢 新一 (著)講談社 2021
『人類は宇宙のどこまで旅できるのか: これからの「遠い恒星への旅」の科学とテクノロジー』
レス・ジョンソン (著), 吉田三知世 (翻訳) 東洋経済新報社 2024
『日本人はどこから来たのか?』海部陽介 (著)文藝春秋 2019
『遊牧民からみた世界史 増補版』杉山正明 (著)日経BPマーケティング(日本経済新聞出版) 2011
『遊動論 柳田国男と山人』柄谷行人 (著)文藝春秋 2014
『日本の歴史をよみなおす』網野善彦(著)筑摩書房 2005
『ゾミア 脱国家の世界史』ジェームズ・C・スコット (著), 佐藤 仁 (監修, 訳), 池田 一人,今村 真央, 久保 忠行, 田崎 郁子, 内藤 大輔, 中井 仙丈 (訳)みすず書房 2013
『カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」』室橋 裕和 (著)集英社 2024
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Tue, 09 Jul 2024 - 39min - 66 - 15-7. お金は汗である!? ゴールドマンサックス元トレーダーに聞く、食べ放題で絶対に「モト」がとれないわけ。
ほんのれん vol.15「お金とは〇〇だ。」シリーズのラスト、7本目!
『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学』平川克美(著)をメインのゲスト本に、貨幣経済と贈与経済のバランスを考えてみます。
▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本
『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房2022
『〈ヴィジュアル版〉貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房2021
『浮世絵と芸能で読む江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院2023
『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学』平川克美(著)ミシマ社2018
『お金のむこうに人がいる─元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた予備知識のいらない経済新入門』田内学(著)ダイヤモンド社2021
▼その他、今回登場した本はこちら。
『きみのお金は誰のため』田内学(著)東洋経済新報社2023
『ぼくはお金を使わずに生きることにした』マーク・ボイル (著), 吉田 奈緒子 (訳) 紀伊國屋書店 2011
『貨幣の「新」世界史』カビール・セガール(著) 小坂恵理(訳) 早川書房 2018
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Tue, 02 Jul 2024 - 39min - 65 - 15-6.支払いはお祓いだ。お金を使うと、「顔がなくなる」?
ほんのれん vol.15「お金とは〇〇だ。」シリーズ6本目!
『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学』平川克美(著)をメインのゲスト本に、貨幣経済と贈与経済のバランスを考えてみます。
▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本
『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房2022
『〈ヴィジュアル版〉貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房2021
『浮世絵と芸能で読む江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院2023
『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学』平川克美(著)ミシマ社2018
『お金のむこうに人がいる─元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた予備知識のいらない経済新入門』田内学(著)ダイヤモンド社2021
▼その他、今回登場した本はこちら。
『ぼくはお金を使わずに生きることにした』マーク・ボイル (著), 吉田 奈緒子 (訳) 紀伊國屋書店 2011
『エンデの遺言―根源からお金を問うこと』河邑厚徳 (著), グループ現代 (著)講談社 2011
『チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学』小川さやか (著)春秋社 2019
『「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済』小川さやか (著) 光文社 2016
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Fri, 28 Jun 2024 - 32min - 64 - 15-5. 支払いは銀で!給料は米で!文化と歴史を動かした、江戸のマネー事情
ほんのれん vol.15「お金とは〇〇だ。」シリーズ5本目!
『浮世絵と芸能で読む江戸の経済』櫻庭由紀子(著)をメインのゲスト本に、江戸のお金事情を見ていきます。
支払いは銀、給料は米って、いったいぜんたいどういうこと? 武士はどうして貧しいの? 江戸の庶民は、旅行にいくら使ったの? 素朴な疑問にこたえていくと、家康がつくった複雑な「三貨制度」が見えてきました。いま、私たちのお金が「円」に統一されているのはありがたいのかも。
▼エピソード
お金は歴史の黒幕だ/貨幣が流通したところでは文化が花開く?/江戸時代のお金事情を見てみよう/ホントにあった徳川埋蔵金(330kgの金塊×126個)/DIE WITH ZEROした家康/『浮世絵と芸能で読む江戸の経済』/江戸のお金は、金銀銅の3種類/小判1両≒15万、銅銭1枚≒25円/江戸の「銀座」が中央銀行/江戸時代の100円ショップ/貨幣をうまく作れたゆえの鎖国?/落語に見る江戸庶民の金銭感覚/「銭(ゼニ)じゃない、金(カネ)だよ」/江戸出発、伊勢行き(大坂・芝居見物付)3ヶ月贅沢三昧ツアー:100万円/7日間江の島旅:15万円/江戸のドリームジャンボ/なぜ武士は貧しくなった?/朝顔売りのアルバイト/奢侈禁止令の裏側には「米」があった/なぜ、私たちは「円」を使うようになったのか▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本
『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房2022
『〈ヴィジュアル版〉貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房2021
『浮世絵と芸能で読む江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院2023
『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学』平川克美(著)ミシマ社2018
『お金のむこうに人がいる─元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた予備知識のいらない経済新入門』田内学(著)ダイヤモンド社2021
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Tue, 25 Jun 2024 - 39min - 63 - 15-4.ビットコインは世界史の転換点!? お金の未来はどうなるのか?
ほんのれん vol.15「お金とは〇〇だ。」シリーズ4本目!
『〈ヴィジュアル版〉貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)を読みながら、お金の現在地と、未来像を考えてみます。
▼エピソード目次
現在のお金、未来のお金を見ていくよ/近代経済学は「貨幣」の扱いが雑?/行動経済学/ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』/ナッジとは/ピタゴラスイッチの佐藤雅彦さん著『行動経済学まんが ヘンテコノミクス』/Q:コース料理3択。3000円、2000円、1500円。どれ選ぶ?/ボートレースで失った100円を悔しがるウメ子/バブルが起きる非合理な理由/現ナマはお金にどう作用する?/ドーパミンについてはこちらのラジオで/お金の「くそったれ効果」/量子力学的にお金を見る/ビットコイン、何がすごい?/ビットコインでピザを買う!/サトシ・ナカモトすげえ/国家、なくなるんじゃね/お金が変わると社会が変わる、社会が変わるとお金が変わる▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本
『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房2022
『〈ヴィジュアル版〉貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房2021
『浮世絵と芸能で読む江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院2023
『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学』平川克美(著)ミシマ社2018
『お金のむこうに人がいる─元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた予備知識のいらない経済新入門』田内学(著)ダイヤモンド社2021
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Fri, 21 Jun 2024 - 35min - 62 - 15-3. お金は、いつ、なぜ、生まれたのか?シュメールの金融システムから、アレクサンドロスのコインまで。
ほんのれん vol.15「お金とは〇〇だ。」シリーズ3本目!
『〈ヴィジュアル版〉貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)を読みながら、貨幣の起源を考えてみます。
▼エピソード目次
今回は「貨幣の歴史」をみてみます/意外なものがお金になる?!/アメリカの刑務所で、みんなが欲しがる「マルちゃん正麺」/1MB(メイド・ビーバー、オスのビーバーの皮1枚)/普通カード3枚=キラカード1枚/お金のルーツはどこ?/5000年前のシュメールにて/1シェケル=銀8.3g/お金は価値を測るために登場した/「交換」より先に「負債」があった/紀元前7世紀リディア、コイン誕生/ギリシアのポリスはなぜコインを作った?/兵士から市民に金が流れる仕組み/川中島の戦い、1回1億円/アレクサンドロス大王が10万人に支払った銀500Kg/日/鋳造職人が軍隊に随行/ソフトマネー(数字としての貨幣)とハードマネー(物体としての貨幣)/貨幣の歴史はソフトとハードを行ったり来たり▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本
『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房2022
『〈ヴィジュアル版〉貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房2021
『浮世絵と芸能で読む江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院2023
『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学』平川克美(著)ミシマ社2018
『お金のむこうに人がいる─元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた予備知識のいらない経済新入門』田内学(著)ダイヤモンド社2021
▼その他、今回登場した本はこちら。
『縄文人に相談だ』望月昭秀 (著)国書刊行会 2018
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Tue, 18 Jun 2024 - 34min - 61 - 15-2. お金は怖い?お金は強い?現代アーティストの発想で考えるマネーの本質
ほんのれん vol.15「お金とは〇〇だ。」シリーズ2本目!
赤瀬川原平(著)『ふしぎなお金』を読みながら、お金ってなにに似ている?を考えてみます。
▼エピソード目次
お金について悩んだことはある?/ライフプランを立てて恐怖を味わったニレさん/結婚して、子ども生まれて、家を買うのがデフォルトなのか/リスク対応に便利なお金/お金を使わずに生きようと実験したウメ子/financeの語源はfinish/赤瀬川原平の「千円札裁判」/お金は理不尽/3つのポイントで読む『ふしぎなお金』/その1「財布は拳銃」/躙り口で刀をおろす武士/その2「現金は血液」/経済学と脳科学をあわせた「神経経済学」/その3「お金の祖先」/大きな石と約束と/AmazonGO/お金はどんどん抽象化する
▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房2022
『〈ヴィジュアル版〉貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房2021
『浮世絵と芸能で読む江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院2023
『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学』平川克美(著)ミシマ社2018
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Fri, 14 Jun 2024 - 32min - 60 - 15-1.「お金って〇〇だ!?」を問う本、15冊!マネーの正体は、ファウスト博士の錬金術!?
今回から新テーマ!
ほんのれん vol.15「お金とは〇〇だ。」です。
みんな気になる、お金の話。
稼ぎ方や節約術はよく聞くけれど、そもそもお金ってなに?なぜこんなに、パワフルなの?
改めて問うと謎だらけの「お金」について、考えてみます。
▼エピソード目次
お金、貯めたい?使いたい?/『DIE WITH ZERO』流行ってるよね/お金ってそもそも何よ?/千夜千冊エディション『資本主義問題』よりお金の機能3つ/「貨幣=言葉」説/家賃なんぼ?給料いくら?/『お金2.0』『贈与経済2.0』/ざっくり紹介『経済の起源』(大澤真幸)/時間泥棒、お金泥棒。ミヒャエル・エンデが書いたこと/ほんのれん「時は金なり?」と関連しそう/MBAで貧血起こしたはるにゃ/はるにゃのざっくり紹介『ファウスト』/ゴールドを採掘する権利/メキシコのペソ金貨のネックレス(300円)/お金を考えると国家にぶちあたる/お金を考えることは文明を考えること?
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<今月のEditor’s Note>
お金は何の代わり?
日々気になる、「お金」のモンダイ。投資で蓄財をめざ
す流れの一方で、『DIE WITH ZERO』という本が売れて
いる。節約はやめて、経験にお金を使い切ってゼロで死
のう、と主張するものだ。「お金の貯め方・使い方」は選
択肢が広がっている。
しかし、そもそもお金とは何だろう?お札のこと?通
帳に書かれた残高のこと?経済力のこと? Moneyの語
源は、ラテン語のMonetaであり、「忠告する女神」とい
う意味があるそうだ。Financeの語源はFinish。相手と
の貸し借りの関係を解消して「関係性を断絶すること」
が金融のはじまりだった。
お金は価値の交換を媒介するだけでなく、「忠告」が
必要なほどパワーをもったり、「関係を解消」する機能
をもったりもする。その力って、どこからくる?支払う
金額を「代金」というけれど、お金は何の「代わり」になっ
ているんだろうか? 5冊の旬感本を手すりに、「お金」を
たくさん言い換えながら、その正体を探ってみた。
編集長・仁禮洋子
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▼「お金とは〇〇だ。」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
『ふしぎなお金』赤瀬川原平(著)筑摩書房2022
『〈ヴィジュアル版〉貨幣の歴史』デイヴィッド・オレル(著)角敦子(訳)原書房2021
『浮世絵と芸能で読む江戸の経済』櫻庭由紀子(著)笠間書院2023
『21世紀の楕円幻想論─その日暮らしの哲学』平川克美(著)ミシマ社2018
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▼その他、今回登場した本はこちら。
『資本主義問題』松岡正剛(著)KADOKAWA 2021
『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』佐藤航陽 (著) 幻冬舎 2017
『新しい時代のお金の教科書』山口揚平 (著)筑摩書房 2017
『贈与経済2.0 お金を稼がなくても生きていける世界で暮らす』荒谷大輔 (著)翔泳社 2024
『チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学』小川さやか (著)春秋社 2019
『うしろめたさの人類学』松村圭一郎 (著)ミシマ社 2017
『経済の起源』大澤真幸(著)岩波書店 2022
『マネーの進化史』ニーアル・ファーガソン(著), 仙名紀 (訳)早川書房 2015
『エンデの遺言―根源からお金を問うこと』河邑厚徳 (著), グループ現代 (著)講談社 2011
『金と魔術:『ファウスト』と近代経済』ハンス・クリストフ ビンスヴァンガー (著), 清水健次 (訳)法政大学出版局 1992
『独立国家のつくり方』坂口恭平(著)講談社 2012
▼Business Insider Japanで、編集部の連載記事も読めます!
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Tue, 11 Jun 2024 - 32min - 59 - 14-5. 「なるつもり」の自分でいい!?松岡正剛『擬』から考える、世界と私のホントとツモリ
ほんのれん vol.14「ホントの自分?」を考えるシリーズ5本目! 私も、世界も、「モドキ」でできている? ひとつの「ホント」を追い求めるより、動きつづける「ホントもツモリもごちゃ混ぜ状態」でいいんじゃない? ▼こんな話。 収録中のニレさんお絵かき/松岡正剛『擬』登場/カメラマンの高速移動/ホントの私・ホントの世界はありますか/ホントとツモリは分けられない/ちぐはぐ鎮具破具/アイデンティティは釘だらけ?/ドラえもん「きこりの泉」より「きれいなジャイアン」というホラー/レベッカの横取り/「顔」を変えると「世」が変わる?/つくる・うむ・なる/編集が生命になった/地と図の相互作用でうまれる似顔絵/おとこなり・おんななり/装いでジェンダーが決まる/制服を脱ぐ女子高生/原爆をゴジラであわらす/一人称を変えてみる/境界がとけあうわたしたち/私とは、カオスの縁である ▼「ホントの自分?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊! 『「ニセの自分」で生きています─心理学から考える虚栄心』稲垣智則(著)明石書店 2023 『「盛り」の誕生─女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』久保友香(著)太田出版 2019 『アバターと共生する未来社会』石黒浩(著)集英社 2023 『私とは何か─「個人」から「分人」へ( 講談社現代新書)』平野啓一郎(著)講談社 2012 『擬 MODOKI─「世」あるいは別様の可能性』松岡正剛(著)春秋社 2017 ▼その他、今回登場した本はこちら。 『歴歴史の中の多様な「性」 日本とアジア 変幻するセクシュアリティ』三橋順子 (著) 岩波書店 2022 『自称詞〈僕〉の歴史』友田健太郎 (著)河出書房新社 2023 ▼Business Insider Japanで連載記事も読めます! 自分は「何者か」になれるのか? 10冊の本で考える“わたし観” https://www.businessinsider.jp/post-287670 ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
Tue, 04 Jun 2024 - 42min - 58 - 14-4.ホントの自分は、ひとりじゃない!?平野啓一郎と江戸っ子に学ぶ「たくさんの私」で生きる方法
ほんのれん vol.14「ホントの自分?」を考えるシリーズ4本目!
わたしは一人の「個人」じゃなくて、いろんな自分が混ざった「分人」である?
▼こんな話。
旬感本3冊読んで思ったこと/どこまでが自分ですか?自分が生まれるために、他者が必要かも?/鏡を見るとき、鏡からも覗き返されているのだ/keyword「アイデンティティ」ざっくり解説/同一視/発達心理学エリクソンのユダヤ人性/アイデンティティは関係から生まれる?/中学校で習ったよ!ウメ子とはるにゃの思い出/自己紹介で困ります/平野啓一郎『私とは何か 「個人」から「分人」へ/individualとdivisual/平野さんが体験した居心地の悪い飲み会の思い出/ホントの自分にこだわると、ウソの自分が生まれる/「facebookは顔を1つにした」by松岡正剛/イシス編集学校[守]の名物お題「たくさんのわたし」とは/池上英子・田中優子『江戸とアバター』より/「たくさんのわたし」で生きる江戸っ子たち/keyword:別世・多名/江戸時代のメタバース/ラジオネームで別コミュニティに入れる/擬態/次回はついに『擬』です
▼「ホントの自分?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
『「ニセの自分」で生きています─心理学から考える虚栄心』稲垣智則(著)明石書店2023
『「盛り」の誕生─女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』久保友香(著)太田出版 2019
『アバターと共生する未来社会』石黒浩(著)集英社2023
『私とは何か─「個人」から「分人」へ(講談社現代新書)』平野啓一郎(著)講談社2012
『擬MODOKI─「世」あるいは別様の可能性』松岡正剛(著)春秋社2017
▼その他、今回登場した本はこちら。
『18歳から考える国家と「私」の行方 〈東巻〉: セイゴオ先生が語る歴史的現在』松岡 正剛(著)春秋社 2015
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Tue, 28 May 2024 - 37min - 57 - 14-3. アバターもふくめて「自分」になる!? 石黒浩の本と考えるテクノロジーの最前線
ほんのれん vol.14「ホントの自分?」を考えるシリーズ3本目!
アバター時代の「自己像」ってどう変わる??
▼こんな話。
アバターって何ですか/『アバターと共生する未来社会』石黒浩を読んで/東急ハンズで接客してくれるロボット「Sota」/遠隔ガンダム/この顔・この声・この私を脱ぎ捨てる/コワモテでもアバターなら子どもと仲良くなれる!/身体の属性、ひきはがしたくない?/見た目によって、できることが制限されてきた/玉城絵美『ボディシェアリング』/1つのアバターに複数の人格/コレクティブ・ブレイン化/これまで「文字」に頼りすぎてきた。アバターなら「ボディランゲージ」も/複数の感覚を同時に/抱っこしながら電話できるハグビー/映画『アバター』/宇宙の果て、海底、火山で研究ができる/宇宙は広い、寿命は短い/人が死ななくなってくる?/生身がホント?
▼「ホントの自分?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
『「ニセの自分」で生きています─心理学から考える虚栄心』稲垣智則(著)明石書店2023
『「盛り」の誕生─女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』久保友香(著)太田出版 2019
『アバターと共生する未来社会』石黒浩(著)集英社2023
『私とは何か─「個人」から「分人」へ(講談社現代新書)』平野啓一郎(著)講談社2012
『擬MODOKI─「世」あるいは別様の可能性』松岡正剛(著)春秋社2017
▼その他、今回登場した本はこちら。
『BODY SHARING 身体の制約なき未来 』玉城絵美 (著)大和書房 2022
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Tue, 21 May 2024 - 34min - 56 - 14-2.すっぴん褒められても嬉しくない、「盛り」の心理とは?化粧にカツラ、なぜ私たちは自分を加工するのか
ほんのれん vol.14「ホントの自分?」を考えるシリーズ2本目!
カッコつけたり、盛ったり、フィルターかけたり。ありのままじゃなく加工したワタシは、ホントのワタシ?
▼こんな話。
『ニセの自分で生きています 心理学から考える虚栄心』/世間体のいい自分はニセ?ダメな自分はニセ?/Zoomで蔓延した「キメ顔コミュニケーション」/コロナ禍が変えた自己認識/カッコつけちゃう2つの理由/『ニセの自分』と真逆な『〈盛り〉の誕生』/見た目は通行手形/プリクラミスコン、最終審査は生身。これって残酷?/「アイメイクというものづくり」/「すっぴん」を褒められてもうれしくないです/文明社会なら「方法」を評価しようよ/インスタグラムで本歌取り/女子高生が実践し、文化を生み出す「守破離」の型/コミュニティの内部で差異が生まれる/ミスユニバース顔になったニレヨーコ/人に服を選んでもらうと自己像変わる?
▼「ホントの自分?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
『「ニセの自分」で生きています─心理学から考える虚栄心』稲垣智則(著)明石書店2023
『「盛り」の誕生─女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』久保友香(著)太田出版 2019
『アバターと共生する未来社会』石黒浩(著)集英社2023
『私とは何か─「個人」から「分人」へ(講談社現代新書)』平野啓一郎(著)講談社2012
『擬MODOKI─「世」あるいは別様の可能性』松岡正剛(著)春秋社2017
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Tue, 14 May 2024 - 26min - 55 - 14-1. リアルな自分は直視できない!? デジタル時代の「ホントの自分?」を考えてみる。
今回から新テーマ!
ほんのれん vol.14「ホントの自分?」です。
盛ってる自分はホントの自分?盛ってない自分がホントの自分?
「ホントかどうか」って、決められるのか?
▼こんな話。
5月のテーマは「ホントの自分?」/アバター時代のたくさんの私/編集部が選んだ旬感本5冊/ニセ?盛り?アバター?分人?そして…『擬』/どうして「ホントの自分」を考えるのか/本音と建前、嘘、フェイクニュース/盛れないアプリ「BeReal」がどうして人気なの/カメラマンに指示する4歳児/あったあった、学校の廊下に張り出される写真!/写真と自己像の関係/森村泰昌『自画像のゆくえ』/鏡によってつくられた自己像/自分の顔、見たことある?/ニセモノをめぐる本たち/リアルな自分の写真に戦慄したニレ編集長/オレは「リアル」より「リアリティ」派/不気味の谷現象/ないはずの手が痛い?/フィジカルもリアルじゃないかも
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<今月のEditor’s Note>
スクリーン越しの自分
BeReal.というSNSが若者に人気だそうだ。
BeReal.は「盛ってない、ホントの自分」を見せる画像・動画アプリ。 1日1回、通知が来たら、2分以内に「今の自分」を撮影して投稿するルール。加工は不可。寝起きの自分や散らかった自室が晒されることになる。ほかのSNSが「盛り」に溢れるなかで「リアル」は新鮮なのかもしれない。しかし、「ホントの自分」って何だろうか。
15-16世紀のヨーロッパでは「自画像絵画」が急激に増えた。背景にあったのは「鏡」の製造技術の向上だ。それまでは覗き込んでも「おぼろげ」にしか見えていなかった自分が、クリアに見えるようになった。そして人々は「自分とは何か」を問うようになった。道具によって自己認識が大きく変化したのだ。
デジタルツールの発達で、自己認識は、さらに劇的に変容していくだろう。自分とは全く異なるアバターを多数使い分けるようになると、アレもコレも私、になるのかもしれない。5冊の旬感本をたよりに「ホントの自分? 」を考えてみたい。
(ほんのれん編集長 仁禮洋子)
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▼「ホントの自分?」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
『「ニセの自分」で生きています─心理学から考える虚栄心』稲垣智則(著)明石書店2023
『「盛り」の誕生─女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』久保友香(著)太田出版 2019
『アバターと共生する未来社会』石黒浩(著)集英社2023
『私とは何か─「個人」から「分人」へ(講談社現代新書)』平野啓一郎(著)講談社2012
『擬MODOKI─「世」あるいは別様の可能性』松岡正剛(著)春秋社2017
▼その他、今回登場した本はこちら。
『自画像のゆくえ』森村泰昌(著)光文社新書 2019
『ビジュアル 世界の偽物大全 フェイク・詐欺・捏造の全記録』ブライアン・インズ (著), クリス・マクナブ (著), 定木大介 (翻訳), 竹花秀春 (翻訳), 梅田智世 (翻訳), ナショナルジオグラフィック (編集)日経ナショナル ジオグラフィック 2023
『ホンモノの偽物』リディア・パイン (著), 菅野 楽章 (翻訳) 亜紀書房 2020
『脳のなかの幽霊』V・S・ラマチャンドラン (著), サンドラ・ブレイクスリー (著), 山下篤子 (翻訳) KADOKAWA 2011『からだの錯覚脳と感覚が作り出す不思議な世界』小鷹研理 (著) 講談社 2023
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Fri, 10 May 2024 - 35min - 54 - 13-5. どんな「おじさん・おばさん」になりたい?脱・成長の大人像を目指してみる
ほんのれん vol.13「大人ってなんだ?」を考えるシリーズ5回目!「憧れの大人」をめぐって、語り合いました。リサーチをしていると、「大人」のロールモデルとして登場するのが、仕事をする男性ばかりだと気づいた編集部の女子4名。仕事バリバリじゃない大人像もあるのでは? どうして大人の女性を表す「おばさん」は蔑称なの? 成長しなきゃ!と追い立てられる時代に、ゆるい大人像も模索してみました。 高野文子『るきさん』と寺山修司『群れるな』/女性のロールモデルを探して/仕事バリバリじゃない、大人もいるはず/江國香織さんの『泣く大人』も/「大人って、ぜったい楽しいことを隠してる」少女おじーが見抜いたこと/お風呂でコーヒーを飲む大人るきさん/成長だけじゃなくて、脱力する大人もいいよね/るきさんと寺山修司の意外な共通点/倚りかからず/るきさん、どこ行った?/『家出のすすめ』/『るきさん』は平成のOVER THE SUNだ/大人の女性=「おばさん」が差別語になっていいのか/「母になる」以外の選択肢は/可愛いおばあちゃんになりたい?/はしゃぐおばさんがいたっていいじゃない/岡田育『我はおばさん』/更級日記に登場するおばさんは、「ちょっといいものをあげる人」/鷲田清一・内田樹『大人のいない国』/斜めの上の存在が大事/『ぼくのおじさん』はいっぱいある/あしなが“おばさん“はいないの?/マングースにとってのおじさん・おばさん/求愛ソングを弟分に教えるクジラ/結婚式が壮大なのはどうして/憧れの人を見つけられなくても、「憧れのシーン」ならあるかも/大人は役割だ/人生はどうせ一幕のお芝居なんだから「毛皮のマリー」より/はるにゃびっくり「人間は血の詰まった袋」/成長しろという圧力から逃れてもいいかも/編集部みんなが思ったこと/誰かの憧れになってみる/迷える30代女子へのアドバイスを! <今回登場する本> 『るきさん〈新装版〉』高野文子(著)筑摩書房 2015 『群れるな─寺山修司 強く生きぬく言葉』寺山修司(著)興陽館 2017 『我はおばさん』岡田育 (著)集英社 2021 『大人のいない国』内田樹 (著), 鷲田清一 (著) 2013 『WILDHOOD(ワイルドフッド) 野生の青年期——人間も動物も波乱を乗り越えおとなになる』バーバラ・N・ホロウィッツ(著), キャスリン・バウアーズ(著), 土屋晶子(訳) 白揚社 2021 ▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。 ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
Tue, 07 May 2024 - 38min - 53 - 13-4.ロールモデルが見つかりません...!大人になる方法を為末大や宮崎駿の言葉から考えてみる
ほんのれん vol.13「大人ってなんだ?」を考えるシリーズ4回目!
・憧れの大人っている?
・30代女子たちのロールモデルいなくて困ってる問題。
・大人になる=一流になること?
・熟達するためには、ふむべきステップがあるらしい。
・大人の「型」ってあるの?
・杉本博司、山田洋次、宮崎駿、秋元康…、一流の大人たちの「仕事論」。
・私たち、「節をつくって枝分かれ」していこう!?
<今回登場する本>
『熟達論 人はいつまでも学び、成長できる』為末大(著)新潮社2023
『仕事。』川村元気(著)集英社 2014
『WILDHOOD(ワイルドフッド) 野生の青年期——人間も動物も波乱を乗り越えおとなになる』バーバラ・N・ホロウィッツ(著), キャスリン・バウアーズ(著), 土屋晶子(訳) 白揚社 2021
『生き物が大人になるまで』稲垣栄洋(著) 大和書房 2020
『「若者」をやめて、「大人」を始める─「成熟困難時代」をどう生きるか?』熊代亨(著) イースト・プレス 2018
『技を伝え、人を育てる 棟梁』小川三夫 (著), 塩野米松(聞き書き)文藝春秋 2011
Tue, 30 Apr 2024 - 41min - 52 - 13-3. ラッコもガゼルも炎上しがち!? 生き物にもある「若気の至り」と「大人への旅路」
ほんのれん vol.13「大人ってなんだ?」を考えるシリーズ3回目!
今回はちょっと視点を変えて、生物の世界で「大人になること」を考えます。
・大人になりづらい社会っていうけど、人間以外の生き物はどうなってるの?
・動物が大人になるためには、4つのスキルが必要!
・オオカミのスラウツくん、イニシエーション中に谷で迷う。
・成熟とは「〇〇」と「〇〇」の積み重ね
・若者がアブナイ行動をやめられないわけ
・ティクタアリク偉い!
・自然界の Stay hungry, stay foolish
・「若者をやりつつ、大人をはじめる」?
<今回登場する本>
『生き物が大人になるまで』稲垣栄洋(著) 大和書房 2020
『WILDHOOD(ワイルドフッド) 野生の青年期——人間も動物も波乱を乗り越えおとなになる』バーバラ・N・ホロウィッツ(著), キャスリン・バウアーズ(著), 土屋晶子(訳) 白揚社 2021
『大人になることの難しさ』河合隼雄 (著), 河合俊雄 (編集) 岩波書店 2014
『「若者」をやめて、「大人」を始める─「成熟困難時代」をどう生きるか?』熊代亨(著) イースト・プレス 2018
『江戸とアバター 私たちの内なるダイバーシティ』田中優子, 池上英子(著)朝日新聞出版 2020
『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン(著)上遠恵子(訳)新潮社 1996
★Business Insider Japan様で「ほんのれん旬感本考」連載中!
https://www.businessinsider.jp/series/hon-noren-shunkanbonkou/
Tue, 23 Apr 2024 - 35min - 51 - 13-2. 大人は損?でも「いつまでも若者」もリスクらしい(by 心理学者 & 田んぼのイネ)
ほんのれん vol.13「大人ってなんだ?」を考えるシリーズ2回目! ・子どもの頃、大人になりたかった? ・今の社会は通過儀礼を失って、「強制的に大人になる装置」がなくなった。 ・ちょっとずつ試練を乗り越えながら大人になり続けなければいけない私たち。 ・大人はダサい? ・「若者」を称揚しすぎるマスコミの功罪? ・大人になるって、自意識が減って他者に気配りできること? ・エリクソンの発達理論。人間は8段階を経て大人になる? ・大人になる境目は40歳? ・近代以降に「こども期間」が長くなった!? ・成長と成熟は違う!(by イネ) ・大人って青い田んぼが黄色い田んぼに変わること! ・でも、どうしたら黄色い田んぼになれるわけ? ・次回は「生き物」の視点で「大人になること」を考えます。 出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、ウメコ、はるにゃ *大雨の日に収録したので、雨の音がたっぷり入っています!ホワイトノイズとして(?)ぜひ一緒に楽しんでいただければ・・・。 <今回登場する本> 『「若者」をやめて、「大人」を始める─「成熟困難時代」をどう生きるか? 』熊代亨(著) イースト・プレス 2018 『生き物が大人になるまで』稲垣栄洋(著) 大和書房 2020(※エピソード内でヤマト書房と言っていますが、正しくはダイワ書房さんです。大変失礼いたしました) 『大人になることの難しさ』河合隼雄 (著), 河合俊雄 (編集) 岩波書店 2014
Tue, 16 Apr 2024 - 29min - 50 - 13-1.「大人」ってなんだ?大人になりづらい現代、あなたはルーク?それともオビワン?
<<今月の「ほんのれん」Editor’s Note>>
「大人」を問うむずかしさ
春、フレッシュな新入社員を見ると、かつての自分がよみがえる。緊張の中に「いよいよ大人の仲間入り」という誇らしさがあった。
あれから15年。いまの自分は、当時イメージしていた「大人」とは、だいぶ違う気がする。そもそも大人ってなんだ? 考えても、簡単には答えがでない。この答えづらさの原因はどこにある?現代は成熟困難な時代と言われている。昔はどの地域にも、若者が大人になるための通過儀礼(イニシエーション)があった。儀礼を終えること=大人になることで、明確に「ここから大人」の境があった。
生き方が多様になり、通過儀礼を失った現代では、共通する「大人像」が持ちにくい。
大人を取り戻すには、想像力を働かせ、自らが心惹かれる大人のかたちを模索していくほかないのかもしれない。
「大人ってなんだ? 」を問うことは、「憧れ」を問い続けていくことでもあるはずだ。旬感本の向こうに、その姿が、浮かび上がってくるかもしれない。
(編集長・仁禮洋子)
出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、ウメコ、はるにゃ
<今回登場する本>
『メタファーとしての発酵』Sandor Ellix Katz (著), ドミニク・チェン (監修), 水原文 (翻訳) オライリージャパン 2021
『大人になることの難しさ』河合隼雄 (著), 河合俊雄 (編集) 岩波書店 2014
『生と再生─イニシェーションの宗教的意義』ミルチャ・エリアーデ (著)堀一郎(訳)東京大学出版会 1995
Tue, 09 Apr 2024 - 32min - 49 - 12-5. ピカソ、ダヴィンチ、みうらじゅんの共通点?天才たちに聞く、才能を開花させる「子ども力」の実践法!
天才たちは、「子ども力」を持っていた!?
子どもがすごいのは分かったけれど、大人がそれを実践するためにはどうしたらいいのだろう。
ピカソ、ダヴィンチ、みうらじゅん、小林秀雄。
さまざまな大人たちに、「子ども力」を使って才能を開花させる方法を尋ねます。
ほんのれん3月号「こども力?」を考えるシリーズ5回目です。
出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、おじー、はるにゃ
<今回登場する本>
『「ない仕事」の作り方』みうらじゅん(著)文藝春秋 2015
『小林秀雄全作品 21』小林秀雄(著)新潮社 1980
『世阿弥の稽古哲学』西平直(著)東京大学出版会 2009
『子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力 』イアン・レズリー(著),須川綾子(訳)光文社 2022
『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』ジェンマ・エルウィン・ハリス(著),タイマタカシ(イラスト,西田美緒子/翻訳 河出書房新社 2019
Fri, 05 Apr 2024 - 34min - 48 - 12-4. ゲシュタルト崩壊していこうぜ!? クリエイティブになるための、想像力の使い方Tue, 02 Apr 2024 - 26min
- 47 - 12-3. 子どもはクリエイティビティの先生!3歳に教わる「ないから、生まれる」創造力の秘訣。Tue, 26 Mar 2024 - 19min
- 46 - 12-2. 質問するってムズくない?大人にも効く、「好奇心」を鍛えるレッスン
ある実験では、子どもたちが1時間に100回質問したらしい!どうして、こどもは「なぜなぜ攻撃」してくるのだろう?その質問力はどこからくる?? 2種類に分類できるという好奇心のメカニズムを紐解き、「質問力」のコツをこどもに学ぶ。
Tue, 19 Mar 2024 - 37min - 45 - 12-1. 自己啓発より、星空観察!? いま取り戻したい、「子ども力」と「センス・オブ・ワンダー」
大人になっても成長し続けることが重要と言われる今。でも、右肩上がり成長だけが正解なのか? 新しい発見や発想を生む力って、実は大人よりも子どもの方が強いのでは? そんな疑問から、ほんのれん3月号では「こども力?」を考えていきます。 第一回目は、日常にワクワクを取り戻す力について! プレゼントにも大人気なあの本をゲスト本にお迎えして、子どものように世界を新鮮に見るための秘訣を探ります。 出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、おじー、はるにゃ <今回登場する本> 『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン(著)上遠恵子(訳)新潮社 1996 『西の魔女が死んだ』梨木香歩(著)新潮文庫 2001
Tue, 12 Mar 2024 - 32min - 44 - 11-7.【ゲスト回】ドラキュラからハリーポッターまで!?ヨーロッパが抱えたユダヤ人差別の根深い闇とは(ドラキュラ・後編)
番外編「ドラキュラ回」の後編です!
「ドラキュラ」という存在には、ヨーロッパの差別の歴史が投影されていた!?
『ドラキュラ・シンドローム 外国を恐怖する英国ヴィクトリア朝』を読み解きながら、東欧の鬼について考えていきます。
今回の番外編では、ほんのれん編集部の新メンバーであるバニーさん(あだ名です)をゲストに迎えます。
*バニーさんは元世界史の先生で、今はヨーロッパの社会・歴史を専門に研究中です。
出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、ウメコ、バニー
<今回登場する本>
『ドラキュラ』ブラム・ストーカー(著) 唐戸信嘉(訳) 光文社古典新訳文庫 2023
『ドラキュラ・シンドローム 外国を恐怖する英国ヴィクトリア朝』 丹治愛(著) 講談社学術文庫 2023
『オリエンタリズム 』エドワード・W. サイード(著)今沢紀子 (訳) 平凡社ライブラリー 1993
『新編 怪奇幻想の文学2 吸血鬼』 紀田 順一郎, 荒俣 宏 (監修) 牧原 勝志(『幻想と怪奇』編集室) (編集) 新紀元社 2022
Sat, 09 Mar 2024 - 36min - 43 - 11-6.【ゲスト回】ドラキュラを知れば世界史がわかる!19世紀イギリスで吸血鬼が流行った意外なワケ (ドラキュラ・前編)Fri, 08 Mar 2024 - 23min
- 42 - 11-5. 「いいね」=「どうでもいいね」!? 岡本太郎に学ぶ、内なるパワーを爆発させるヒント3選
最近、「いいね疲れ」していませんか? 相互承認しやすい方へ、なんとなく流れていく社会。安全だけど、つまらないし、それはそれで危険な感じ。そんな令和社会の行き詰まりに、あの芸術家だったら何と言うだろう?? 「鬼はソト?鬼はウチ?」シリーズ5回目は、鬼才・岡本太郎に、人目を気にせず爆発的に生きる心構えを学びます! <今回登場する本> 『自分の中に毒を持て〈新装版〉』岡本 太郎(著) 青春出版社 2017
Tue, 05 Mar 2024 - 39min - 41 - 11-4. 両津勘吉の不潔最強伝説!? 免疫システムからわかる「異質」のありがたさ
2024年2月号の「ほんのれん」の問いは、「鬼はソト?鬼はウチ?」です。
鬼を恐れてソトに追い払うんじゃなく、「鬼的なるもの」をウチに取り込むと、違った世界や自分が見えてくる?
シリーズ4回目は、免疫システムから「異質」との付き合い方を考えます。
<今回登場する本>
『日本の鬼図鑑』八木 透 (監修)青幻舎 2021
『遺伝子が語る免疫学夜話 ─自己を攻撃する体はなぜ生まれたか?』橋本求(著)晶文社 2023
『家は生態系―あなたは20万種の生き物と暮らしている』ロブ・ダン (著), 今西康子 (訳)白揚社 2021
『土と内臓―微生物がつくる世界』デイビッド・モントゴメリー (著), アン・ビクレー (著), 片岡 夏実 (訳)築地書館 2016
Tue, 27 Feb 2024 - 38min - 40 - 11-3. 悪魔は世界に17億匹!? 悪魔なしにはいられない「神」の哀しき性Fri, 23 Feb 2024 - 37min
- 39 - 11-2. ああ無念!人はどうして鬼になる?平家物語や能に登場する「鬼」の残念な真実
2024年2月号の「ほんのれん」の問いは、「鬼はソト?鬼はウチ?」です。
鬼は、どうして「外」へ追いやられてしまうんでしょう。
そこには中央と周縁や、従属と逸脱などなど、いろいろなメッセージが隠されていそうです。
鬼を恐れてソトに追い払うんじゃなく、「鬼的なるもの」をウチに取り込むと、違った世界や自分が見えてくる?
シリーズ2回目は、「人が鬼になるのはなんで!?」を平家物語や能の世界に探してみます。
<今回登場する本>
『鬼とは何か』戸矢学(著)河出書房新社 2019
『鬼と日本人の歴史』小山 聡子(著)ちくまプリマー新書 2023
『見えないものを探す旅─旅と能と古典』安田登 (著) 亜紀書房 2021
『見立て日本』松岡 正剛 (著), 太田 真三 (写真)KADOKAWA 2022
Tue, 20 Feb 2024 - 32min - 38 - 11-1. 鬼はなぜ島にいる?歴史の表舞台には描かれない、「恐ろしいもの」のフシギ。
2024年2月号の「ほんのれん」の問いは、「鬼はソト?鬼はウチ?」です。
皆さん、今年の節分は豆まきをしましたか?
鬼は、どうして「外」へ追いやられてしまうんでしょう。
そこには中央と周縁や、従属と逸脱などなど、いろいろなメッセージが隠されていそうです。
鬼を恐れてソトに追い払うんじゃなく、「鬼的なるもの」をウチに取り込むと、違った世界や自分が見えてくる?
シリーズ一回目は、「鬼ってそもそも何者なのか」を探究します。
今月のテーマは「鬼」/鬼って、子育てに超便利/子どもギャン泣き!アプリ「鬼から電話」の恐怖/鬼滅の刃・うる星やつら・呪術廻戦/上司に豆投げるのきついw/「鬼は外・福は内」には500年の歴史/あんな小さい豆で鬼退治できるわけなくない?/スゴイ大豆/鬼=死人/鬼=神 by本居宣長/鬼が生まれた政治的理由/「まつろわぬ民」とは/ヤマトに対する東国/鬼ってどうして島にいる?/平安時代、鬼がいられるエリアを決定!/鬼=外国人説/それでも鬼を祀る日本人/「鬼」神社の7割が東北に?/鬼の国福島/「鬼」的な日本三大祭の謎/御霊信仰ってなんだ?(語り手:ニレ、おじー、ウメコ)
<今回登場する本>
『鬼とは何か』戸矢学(著)河出書房新社 2019
『鬼と日本人の歴史』小山 聡子(著)ちくまプリマー新書 2023
『日本の鬼図鑑』八木 透 (監修)青幻舎 2021
Tue, 13 Feb 2024 - 29min - 37 - 10-5. 【番外編/雑談会】タイパ時代に、時間とどう付き合う?哲学や科学の本にも聞いてみた。
2024年1月号の「ほんのれん」の問いは、「時は金なり?」。
時間ってなんだろう。どうして私たちは、いつも時間に追われてしまうのだろう。
シリーズ5回目は、ほんのれん編集部の雑談会。
時間をめぐる色んな本を読んでみて、何を感じた?どんなことを思った?
哲学や科学は、時間をどう扱ってきてるの?
本編ではご紹介しきれなかったアレコレを交えながら、のんびり話しています。
ぜひ何かのお供に、お楽しみください。
<今回登場する本>
『時計の社会史』角山 榮(著)吉川弘文館 2014
『時間の矢』リチャード・モリス(著)地人書館 1987
『時間を哲学する――過去はどこへ行ったのか』中島義道(著) 講談社 1996
『時間は存在しない』カルロ・ロヴェッリ(著), 冨永 星(訳) NHK出版 2019
Fri, 09 Feb 2024 - 31min - 36 - 10-4.カラダは時間を知っている!? 宇宙と同期する体内時計の謎Tue, 06 Feb 2024 - 34min
- 35 - 10-3. シンデレラの謎!? なぜ遅刻は罰せられるのか。時計の歴史(後編)Tue, 30 Jan 2024 - 29min
- 34 - 10-2. 時計を持つ者が世界を制す!? 日時計から機械時計へ、時計の歴史(前編)
2024年1月号の「ほんのれん」の問いは、「時は金なり?」。
時間ってなんだろう。どうして私たちは、いつも時間に追われてしまうのだろう。
1年の初めに、「時間との付き合い方」を考えてみます。
2回目は、時計の歴史を見てみます。
私たちの時間感覚に大きな影響を及ぼす道具「時計」。これはいつ、どのように作られたもの?まずは前編です。
・古代、時間は神のものだった。
・最初の時計は、古代エジプトの日時計。
・13世紀に時計の歴史が大転換!機械時計の誕生。
・時計が機械式になって、人々の「働き方」が変わった。
<今回登場する本>
『時計の社会史』角山 榮(著)吉川弘文館 2014
『時計の時間 心の時間』一川 誠 (著)教育評論社 2009
『情報の歴史21: 象形文字から仮想現実まで』松岡 正剛 (監修), 編集工学研究所 (著, 編集), イシス編集学校 (著, 編集) 編集工学研究所 2021
Tue, 23 Jan 2024 - 31min - 33 - 10-1.タイパってそんなに大事?ナマケモノに学ぶ、ムダの愛し方。
2024年1月号の「ほんのれん」の問いは、「時は金なり?」。
時間ってなんだろう。どうして私たちは、いつも時間に追われてしまうのだろう。
1年の初めに、「時間との付き合い方」を考えてみます。
1回目は、「タイパ」と「無駄」に注目。
最近「タイパ重視」が席巻しているのはなぜ?無駄を省きすぎることの弊害はある?
・Z世代がタイパを追及するのは、「体験した」結果が早く欲しいから?
・エンタメが「楽しむもの」から、「話のネタにするもの」になってきた?
・「時間を無駄にすること」って、本当にムダ?
・「愛とは、相手のために時間を無駄にすること」?
<今回登場する本>
『タイパの経済学』廣瀬涼(著) 幻冬舎 2023
『ナマケモノ教授のムダのてつがく─「役に立つ」を超える生き方とは 』辻信一(著) さくら舎 2023
『星の王子さま』サン=テグジュペリ (著),河野 万里子 (訳)新潮社 2006
『居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書』東畑開人(著)医学書院 2019
Tue, 16 Jan 2024 - 34min - 32 - 9-4. 「贈与」テーマで気づいたアレコレ。贈与と等価交換、どう違う?ムリなく贈与が循環する仕組みってある?
「ほんのれん」2023年12月号のテーマは、”贈り物には、理由がある?”。
「贈り物/ギフト/贈与」の正体や役割を考えていきます。
4回目は、これまでのエピソードを通して編集部員が気づいたこと、考えたこと、問いをもったことを交わし合ってみます。
・生きてることはすべて、「贈られたもの」なのか?
・お金を払う「等価交換」と、贈与の関係性は?
・贈与のドライブは、後ろめたさ?共有したい欲望?
・無理なく贈与を循環させるレストランやシェアハウスの実践事例
<今回登場する本>
●『贈与の系譜学』湯浅博雄 (著)/講談社/2020
●『うしろめたさの人類学』松村圭一郎(著)ミシマ社 2017
●『贈与をめぐる冒険――新しい社会をつくるには』岩野卓司 (著) ヘウレーカ 2023
Tue, 09 Jan 2024 - 31min - 31 - 9-3.「めぐむ」のは最終手段?「うしろめたい」から贈与する?日本の村とエチオピアから考える、贈与的共生システムの可能性
明けましておめでとうございます!2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
「ほんのれん」12月号のテーマは、”贈り物には、理由がある?”。
4回のエピソードを通じて、「贈り物/ギフト/贈与」の正体や役割を考えていきます。
3回目は「贈与の力でコミュニティを強くする可能性?」を考えます。
・日本の村では、贈与を贈与に見せない知恵が培われてきた。
・エチオピアでは、贈与することへの抵抗感はすごく低い。
・自分が何かを持っていることが「後ろめたいから」、贈与する。それくらいがちょうどいい?
<今回登場する本>
●『村の社会学─日本の伝統的な人づきあいに学ぶ』鳥越皓之(著)筑摩書房 2023
●『うしろめたさの人類学』松村圭一郎(著)ミシマ社 2017
●『贈与をめぐる冒険――新しい社会をつくるには』岩野卓司 (著) ヘウレーカ 2023
Tue, 02 Jan 2024 - 36min - 30 - 特別編!2023年総集編。編集部員のおすすめエピソードご紹介〜今年は本当にありがとうございました!
みなさま、どんな年の瀬をお迎えでしょうか。
2023年の4月から始まった「ほんのれんラジオ」、みなさまのお陰で、拙い3人組から拙い4人組へと進化しました。
どこの誰とも知れない30代ガールズの取り留めナシおしゃべりを、いつも温かく聞いていただき、本当にありがとうございます。
今回は「総集編」として、ニレ、おじー、はるにゃから、これまで配信したエピソードの中からそれぞれのおすすめをご紹介いたします。
大掃除のお供に、ぜひお聞きいただけたら嬉しいです。
それではみなさま、2023年は本当にお世話になり、ありがとうございました。
2024年がみなさまお一人お一人にとって、素敵で楽しく、本との出会いに溢れた濃密な一年になりますように。
龍登る年に、またお会いしましょう!
よいお年をお迎えください。
ほんのれん編集部 ニレヨーコ、おじー、ウメコ、はるにゃ
Fri, 29 Dec 2023 - 24min - 29 - 9-2. プレゼントには毒がある!? 「お返ししないとキケン」な贈与の仕組み。
「ほんのれん」12月号のテーマは、”贈り物には、理由がある?”。
4回のエピソードを通じて、「贈り物/ギフト/贈与」の正体や役割を考えていきます。
2回目は「贈与ってなんだ!?」を考えます。
・もらったものにお返しをできていないと、なぜ後ろめたい?
・贈与には「お返しできないなら、支配するぞ」という怖い一面があるらしい。
・歴史の中で登場する「贈与システム」とは?
・マルセル・モースが『贈与論』で発見したこと?
<今回登場する本>
●『贈与をめぐる冒険――新しい社会をつくるには』岩野卓司 (著) ヘウレーカ 2023
●『情報の歴史21: 象形文字から仮想現実まで』松岡 正剛 (監修), 編集工学研究所 (編集), イシス編集学校 (編集) 編集工学研究所 2021
●『贈与論』マルセル モース (著), 吉田 禎吾 (翻訳), 江川 純一 (翻訳)筑摩書房 2009
Tue, 26 Dec 2023 - 38min - 28 - 9-1. クリスマス、どうしてこうなった!? キリスト教の祭典が日本でお祭り騒ぎになるまで。
「ほんのれん」12月号のテーマは、”贈り物には、理由がある?”。 4回のエピソードを通じて、「贈り物/ギフト/贈与」の正体や役割を考えていきます。 でもまずは、贈り物の旬な話題、「クリスマス」から! ・クリスマスに贈り物をするのはなんで? ・クリスマスって、もともとイエス・キリストの生誕祭・・・ですよね? ・日本では、いつから「クリスマス=恋人たちのお祭り」になったのか? ・キリスト教には、最初から「大きすぎる贈与」が潜んでいた??? <今回登場する本> ●『世界は贈与でできている――資本主義の「すきま」を埋める倫理学』近内悠太 (著)/NewsPicksパブリッシング/2020 ●『愛と狂瀾のメリークリスマス なぜ異教徒の祭典が日本化したのか』堀井憲一郎 (著)/講談社/2017 ●『贈与の系譜学』湯浅博雄 (著)/講談社/2020 ●『図説 クリスマス全史:起源・慣習から世界の祝祭となるまで』タラ・ムーア (著), 大島 力 (監修), 黒木 章人 (翻訳)/原書房/2021 *本編中、イエス・キリストが「火あぶりになった」という表現がありますが、正しくは「十字架にかけられた」でした。(キリストは死後も肉体をもっていたので復活できた、ということでした。)失礼いたしました。
Tue, 19 Dec 2023 - 39min - 27 - 8-5. 仲間にすべきはピンクヘアー? 意思決定はサイコロを振る? クリエイティブ・チームの作り方を、ジョブズのメンターに教わる。Mon, 18 Dec 2023 - 29min
- 26 - 8-4. 雑用は、宝の山? 師匠たちは「教えない」? 職人世界の師弟関係から、学び方・育ち方のヒントをもらう!【チーム】
「ほんのれん」11月号のテーマは、"「いいチーム」って?"。
チームが成長して、かつ持続するためには、知識やスキルが伝達されていく必要がある。だけどそれって、意外と難しい。
学びを長期的に持続させている組織といえば、何百年にわたって技を伝承してきた職人世界では?
今回は『師弟百景』の一冊をメインゲストにお招きして、職人世界の学び方・育ち方からヒントを集めます。
【読み解きの視点】
・お弟子さんはどう振る舞うか
・お師匠はどう振る舞うか
・「育つ仕組み」をどう作っているか
<今回登場する本>
●『師弟百景 “技”をつないでいく職人という生き方』井上理津子 (著)/辰巳出版/2023
●『技を伝え、人を育てる 棟梁』小川三夫 (著), 塩野米松(聞き書き)/文藝春秋/2011
●『眼の冒険 ―デザインの道具箱』松田行正 (著)/筑摩書房/2021
Tue, 12 Dec 2023 - 34min - 25 - 8-3.自分が育てば、チームも育つ? スラダンと論語から学ぶ、強いチームプレイヤーになる心構え6選!【チーム】
「ほんのれん」11月号のテーマは、"「いいチーム」って?"。
今回は「いいチーム」を構成する一人ひとりのメンバーが成長して、そしてチーム全体が強くなっていくための心構えを探しに行きます。
「ほんのれん*」の「旬感本」のうちの1冊、『時代を超える!スラムダンク論語』から、チームを強くする3つの名言と、自分を強くする3つの名言を選んでご紹介します。
皆さんの心に響く言葉、部室に飾っておきたい言葉、仲間と共有したい言葉は、ありましたか???
*ほんのれん公式サイトはこちら→https://honnoren.jp/
<今回登場する本>
●『時代を超える!スラムダンク論語』遠越 段 (著)、総合法令出版、2023
Tue, 05 Dec 2023 - 31min - 24 - 8-2. 強いリーダーが大事?生命みたいなフラット組織がいい?これからの「チーム」はどんな形か、考えてみる。(リーダーの歴史・後編)【チーム】
「ほんのれん」11月号のテーマは、"「いいチーム」って?"。
チームワークやリーダーシップに、悩みは尽きない。
「いいチーム」って、どんなチーム?自分たちに合っているチームの形や、リーダーの役割って?
色々考えていくために、一度、歴史を振り返ります。
『リーダーシップ進化論 人類誕生以前からAI時代まで』(酒井穣 著)と『ティール組織 マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』(フレデリック・ラルー 著)をゲスト本に迎えて、チームの変遷と未来像を考えます(後編)。
*ほんのれん公式サイトはこちら→https://honnoren.jp/
<今回登場する本(*一部、ラジオ内ではタイトルに言及できなかった書籍もあります)>
●『リーダーシップ進化論 人類誕生以前からAI時代まで』酒井穣(著)、発行元:BOW&PARTNERS、発売元:中央経済グループパブリッシング、2021
●『情報の歴史21』 松岡正剛 (監修)、編集工学研究所・イシス編集学校(構成)、編集工学研究所 2021
●『ティール組織 マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』フレデリック・ラルー (著), 嘉村賢州 (その他), 鈴木立哉 (翻訳)、英治出版、2018
●『「協力」の生命全史: 進化と淘汰がもたらした集団の力学』ニコラ・ライハニ (著), 藤原多伽夫 (翻訳)、東洋経済新報社、2023
●『創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク』スティーブン ジョンソン (著), 山形浩生 (翻訳)、ソフトバンククリエイティブ、2004
●『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』山極寿一 (著) 毎日新聞出版、2018
●『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』奥野克巳 (著)新潮文庫、2023
Tue, 28 Nov 2023 - 35min - 23 - 8-1. 時代が変われば、リーダーシップも変わるもの!人類史で、チームやリーダーはどう変遷してきた?(リーダーの歴史・前編)【チーム】
「ほんのれん」11月号のテーマは、"「いいチーム」って?"。
チームワークやリーダーシップに、悩みは尽きない。
「いいチーム」って、どんなチーム?自分たちに合っているチームの形や、リーダーの役割って?
色々考えていくために、一度、歴史を振り返ろう。
チームやリーダーシップが、人類史でどう生まれ、どう変わってきたのか。
『リーダーシップ進化論 人類誕生以前からAI時代まで』(酒井穣 著)と『情報の歴史21』をゲスト本に迎えて、歴史を一気に振り返ります(前編)。
*ほんのれん公式サイトはこちら→https://honnoren.jp/
<今回登場する本>
●『リーダーシップ進化論 人類誕生以前からAI時代まで』酒井穣(著)、発行元:BOW&PARTNERS、発売元:中央経済グループパブリッシング、2021
●『情報の歴史21』 松岡正剛 (監修)、編集工学研究所・イシス編集学校(構成)、編集工学研究所 2021
●『利己的な遺伝子 40周年記念版』リチャード・ドーキンス (著), 日髙敏隆 (翻訳), 岸 由二 (翻訳), 羽田節子 (翻訳), 垂水雄二 (翻訳)、紀伊國屋書店、2018
●『ティール組織 マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』フレデリック・ラルー (著), 嘉村賢州 (その他), 鈴木立哉 (翻訳)、英治出版、2018
Tue, 21 Nov 2023 - 37min - 22 - 7-6. 【特別編】松岡正剛にならう、本との交際術。読書はファッションだ!?【読書】
読書の秋スペシャル、最後は超絶実践編!
本の読み方を達人に習ってしまおうということで、ゲスト本は松岡正剛の『多読術』。
ほんのれん編集部のお師匠でもあるマツオカさんが、どんなふうに読書してきたか、多読の秘訣を学んでみます。
■本との交際術5ヶ条!
その1、読書はファッションだ
その2、打率は3割5分で上々
その3、本はノートである
その4、読書スタイルを多様にせよ
その5、読書を仲間と分かち合おう
<今回登場する本>
●『多読術』松岡 正剛 (著) 筑摩書房 2009
●『マルジナリアでつかまえて』山本貴光(著)本の雑誌社 2020
●『江戸の読書会』前田 勉 (著)平凡社 2018
●『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』神田 桂一 (著), 菊池 良 (著)宝島社 2018
こちらも合わせてどうぞ!
↓
■松岡正剛のマーキング術(Youtube動画)
https://youtu.be/-cZMSJyDI2I?si=FzHFhJqV9R0WI4yj
Tue, 14 Nov 2023 - 38min - 21 - 7-5. 【特別編:本の歴史(後編)】グーテンベルク vs Kindle、世界を変えるのはどっち!中世から現代まで。【読書】
読書の秋、まだまだ行きますよ〜!題して、「本の歴史、総ざらいスペシャル」。
前編と後編に分けてお届けします。
編集工学研究所の知見を総動員して、ほんのれん編集部が独自に「書物の歴史年表」を作りました。ほんのれんラジオのX(Twitter)か、以下のURLからぜひご覧ください。
▶︎ ほんのれんラジオのX:https://twitter.com/honnoren_radio
▶︎年表の直接DLはこちら:https://eel-jp.box.com/s/yp5lj3utpmascnrehn73piwiouacw37m
今回はこの年表を見ながら、中世から現代まで、本の歴史を一気に概観します。
・中世、修道院で芸術的な写本が続々!
・1450頃、ついに登場、グーテンベルクの活版印刷!
・17世紀、イギリスで辞書が大量発生。近代国家と「国語」の関係
・18世紀、江戸で読書会がトレンド入り。
・20世紀、ラジオの登場で音読が消失!? ・2007 Kindleとi-phone、因縁のライバル関係スタート。
▼▼▼
書物の歴史年表は、『情報の歴史21』(松岡正剛 監修・編集工学研究所、イシス編集学校 構成)のフォーマットをもとに作成しました。
『情報の歴史21』は、編集工学研究所のウェブショップからご購入いただけます。
松岡正剛の歴史コピーワークが全面に散りばめられた東西同時年表です。学びや思索や創作のお供に、ぜひ!
https://www.eel.co.jp/topics/news/3173
▶︎書籍版 https://shop.eel.co.jp/products/detail/251
▶︎電子版 https://shop.eel.co.jp/products/detail/494
<今回登場する本>
●『情報の歴史21』 松岡正剛 (監修)、編集工学研究所・イシス編集学校(構成)、編集工学研究所 2021
●『読書の歴史―あるいは読者の歴史』アルベルト マングェル (著)、原田 範行 (訳)、柏書房 2013
●『江戸はネットワーク』田中 優子 (著)、平凡社 2008
Tue, 07 Nov 2023 - 36min - 20 - 7-4. 【特別編:本の歴史(前編)】本はどこから来たのか? 文字爆誕!からまさかの弾圧まで【読書】
読書の秋、まだまだ行きますよ〜!題して、「本の歴史、総ざらいスペシャル」。前編と後編に分けてお届けします。
編集工学研究所の知見を総動員して、ほんのれん編集部が独自に「書物の歴史年表」を作りました。ほんのれんラジオのX(Twitter)か、以下のURLからぜひご覧ください。
▶︎ ほんのれんラジオのX:https://twitter.com/honnoren_radio
▶︎年表の直接DLはこちら:https://eel-jp.box.com/s/yp5lj3utpmascnrehn73piwiouacw37m
今回はこの年表を見ながら、古代の本の歴史を駆け抜けます。
・まずは文字の発生から!文字が生まれて、情報の保存が可能になった。
・初期の本は、巻物だった。現存する最古のパピルスはBC2400ころ。
・本が増えて、図書館登場。アレクサンドリア図書館という伝説の場所。
・そして権力による弾圧へ。BC213、焚書坑儒。
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書物の歴史年表は、『情報の歴史21』(松岡正剛 監修・編集工学研究所、イシス編集学校 構成)のフォーマットをもとに作成しました。
『情報の歴史21』は、編集工学研究所のウェブショップからご購入いただけます。
松岡正剛の歴史コピーワークが全面に散りばめられた東西同時年表です。学びや思索や創作のお供に、ぜひ!
https://www.eel.co.jp/topics/news/3173
▶︎書籍版 https://shop.eel.co.jp/products/detail/251
▶︎電子版 https://shop.eel.co.jp/products/detail/494
Tue, 31 Oct 2023 - 31min - 19 - 7-3. 読書は脳に効くってホント!? 読むか、読まないか、それとも、ツンドク? デジタル時代に、本との付き合い方を再考してみる回。【読書】
SNSも動画ストリーミングも仕事メールも、次から次にチェックしなきゃで忙しい。
このデジタル・ワールドの中で、本を読む習慣を維持するのって、本当に大変ですよね。
そもそも、これだけ情報が溢れた社会で、読書ってまだ意味あるの?
こんなに情報過多なのに、一体どうやって「本」からの情報までキャッチアップできるってわけ?
そんな疑問に、「積読術」と「脳科学」が答えてくれる回です。
・積読こそが正義!(やったー、どんどん積もう♡)
・読書すると、ミラーニューロンが動くらしい。(どゆこと?)
・脳に、読書は必要なのか?
・本を読むと経験が豊かになるって、言うけど…。
・ヘミングウェイ、すごい。
・本に乗って、ビバ★越境!
<今回登場する本>
●『積読こそが完全な読書術である』永田希(著)イースト・プレス(発行)2020
●『デジタルで読む脳×紙の本で読む脳』メアリアン・ウルフ(著)大田直子(訳)インターシフト2020
●『それでも、読書をやめない理由』デヴィッド・L. ユーリン (著), 井上 里 (訳)柏書房 2013
Tue, 24 Oct 2023 - 33min - 18 - 7-2. 「本読む時間ない!」への処方箋? 人気作家に教わる、読まない読書会の楽しみ方。【読書】
・読書会って、「読む前」にやっちゃダメ?
・吉田篤弘さん、三浦しをんさん達が、『罪と罰』を「読まない読書会」してみたらしい。
・「読まない読書会」のおもしろルール、ヒント集。(立会人ポジションはオイシイ!)
・作家さんの読み方ってスゴイ!
・ほんのれん流、「伏せて開ける」読書法。
・読まない読書会やってからだと、めちゃめちゃ読めるようになるらしい。
・どんな本で「読まない読書会」したい?
本を読みたい気持ちは山々だけど、落ち着いて読書時間を確保するのがどんどん難しくなってきましたよね。
(これはスマホ社会の大問題!エピソード2-2.も合わせて、ぜひ!)
本を読む時間が取れなく本との距離ができてしまうのはツライ・・・!
そんなわけで、読まないでも読める/読めないけど、読みたくなる方法はないだろうか?を考えてみます。
<今回登場する本>
●『『罪と罰』を読まない』岸本佐知子, 吉田篤弘, 三浦しをん, 吉田浩美(著)/文春文庫 2019
(エピソード前半、岸本さんのお名前を「さわこさん」と呼んでしまっております。正しくは「さちこさん」です。大変失礼いたしました。)
Fri, 20 Oct 2023 - 23min - 17 - 7-1. 本のチカラって?『歴史を変えた100冊』から考える!世界が動く時、いつだって本があった【読書】
読書の秋、到来!
食欲もいいけど読書欲も膨らませたい。こんな季節にこそ、「本」をど真ん中で考えてみようの回です。
「ほんのれん」10月号の問いは、「本の向こうに、何がある?」。
歴史が始まってからこれまで、「書物」こそが「情報」を運ぶ最強の乗り物でありパッケージだった。
本の中に入らないものは無い。
本の歴史をさかのぼれば、宗教の発生も、思想の転換も、表現の変遷も、世界観のどんでん返しも、すべてが見える。
そして本に詰まっている一番キラキラしたものは、きっと私たちの「想像力」だ。
『歴史を変えた100冊の本』と『あるかしら書店』のページをめくりながら、本がどんなふうに人類の歴史と想像力に寄り添ってきたか、思いを馳せます。
・プラトン、紫式部、ダンテ、コペルニクス、ダーウィン、アインシュタイン、毛沢東、J・K・ローリング…。確かに本が歴史を刻んできた!
・例えば料理本だって、歴史を変える一冊になりうる。
・自分で「歴史を変えた100冊」をキュレーションするとしたら?
・「本」で想像力をキックする、そのお手本をヨシタケシンスケさんの絵本に学ぶ。
<今回登場する本のリスト>
●『歴史を変えた100冊の本』スコット・クリスチャンソン、コリン・ソルター(著)藤村奈緒美(訳)/エクスナレッジ2019
●『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ(著)/ポプラ社2017
(編集部が選んだ「自分の歴史を変えた本」)
・『Dr.スランプ』鳥山明 (著) /集英社 1995
・『風邪の効用』野口晴哉 (著)/筑摩書房2003
・『よいこへの道』おかべりか (著)/福音館書店 1995
・『かもめのジョナサン完成版』リチャード バック (著), 五木 寛之 (訳)/新潮社 2015
・『すぐそこの遠い場所』クラフト・エヴィング商會 (著), 坂本 真典 (写真)/筑摩書房 2004
・『るきさん』高野 文子 (著)/筑摩書房 1996
Tue, 17 Oct 2023 - 27min - 16 - 6-3. 恋と愛は何が違う? 脳内の神経伝達物質が違うらしい! 科学と哲学で考える、好きと快楽のラビリンス。【好き】
「好き」な気持ちは、「欲しい」衝動と紙一重。
私たちに「もっと、もっと」と欲しがらせるのは、ドーパミンだった!
脳内の神経伝達物質を覗き込んだら、幸せや快楽にもパターンがあることが見えてきた。
幸せに満ち足りて生きるために、必要なことはなんだろう。
最新科学の知見と、エーリッヒ・フロムの名著『愛するということ』を並べてみながら、愛について、恋について、好きについて考えます。
・脳内では「もっと欲しい!」のドーパミンと、「今、ここにある幸せ」のH&N物質(セロトニンなど)がせめぎ合う
・熱しやすく冷めやすい恋は、ドーパミンの仕業!?
・持続する愛に、必要なことは?
・愛する力は、習練によって身につけるもの。
・愛されるための努力ばっかり、していない?
<今回登場する本のリスト>
●『もっと!愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学』(ダニエル・Z・リーバーマン(著), マイケル・E・ロング (著), 梅田智世 (訳)/インターシフト(合同出版)/2020)
●『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』(横川良明(著)/サンマーク出版/2021)
●『愛するということ』(エーリッヒ・フロム (著), 鈴木 晶 (訳)/紀伊國屋書店/2020)
●『自由からの逃走 新版』(エーリッヒ・フロム (著), 日高六郎 (訳)/東京創元社/1952)
●『BODY SHARING 身体の制約なき未来』(玉城 絵美 (著)/大和書房/2022)
Tue, 10 Oct 2023 - 42min - 15 - 6-2. 「かわいい」の起源は枕草子!推し活時代に考える、「好き」と「数寄」の正体。【好き】
前回に引き続き、「なんで、好きなの?」を考えます。
「好き」や「かわいい」や「カッコいい」と思う気持ちは、どこからやってくるのだろう?
好きの背後には、「数寄」が潜む。
「数寄」を平安時代に先駆していたのが、清少納言だ。
貴族社会の中で「かわいい〜!」を次々に発見しては言語化した『枕草子』から、信長のカブキや利休の侘び茶まで。
日本で育まれてきた「好き」の文化を概観します。
・「好き」の歴史は清少納言『枕草子』に遡る!
・「かわいい」気持ちは、協働して育児する人間社会が生んだ幻想?
・漫画『へうげもの』が描く「美の競い合い」
・西洋美術史も「好き」や「欲しい」を描き続けてきた。
<今回登場する本のリスト>
●『「かわいい」論 』(四方田犬彦 著/筑摩書房/2006)
●『「カッコいい」とは何か』(平野啓一郎 著/講談社/2019)
●『桃尻語訳 枕草子(上)』(橋本治 著/河出書房新社/1998)
●『暴力はどこからきたか ― 人間性の起源を探る』(山極寿一著/NHK出版/2007)
●『へうげもの』(山田芳裕 著/講談社/2005 )
●『欲望の名画』(中野 京子(著)/文藝春秋/2019)
Tue, 03 Oct 2023 - 30min - 14 - 6-1. 「推し」や「推し活」、どうしてこんなに大ブーム?消費者心理が変わってきたんだ。【好き】
今回の問いは、「なんで、好きなの?」。
まずは最近よく耳にするようになった「推し」という言葉が気になる。
マンガ『推しの子』のブームも、アニメ主題歌『アイドル』(yoasobi)の躍進も止まらない。
「推し」をもって生きることはますます一般的になってきた。
もとはモーニング娘。のファン間で通じるオタク用語だった「推し」は、AKB48の台頭にともなって広く浸透したらしい。そして今ではもはやライフスタイルの一種として定着しつつある。
この変遷の背後には、コンテンツ消費者が即座に発信者にもなれるSNSプラットフォームの出現があった。
コンテンツ消費はそのまま自己表現にもなり、自分の居場所を持つことにもつながる。
モノ消費の時代から、コト消費、応援消費へ。
社会や経済の変遷と、「推し」ブームのつながりを考えます。
・編集部の推しは、百恵ちゃんと、バーバズーと、霜降り明星の同期ハコ推し。
・「推し」は倫理を支える「神」的存在?「推し」は予定?
・SNSで、消費者が発信者に。消費財は表現財に。
・応援消費は東日本大震災以降、定着してきた。
・推し活で愛情が循環する社会?
<今回登場する本のリスト>
●『推しの子』(赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)/集英社/2020)
●『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』(横川良明著/サンマーク出版/2021)
●『推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来』(中山 淳雄 著/日経BP/2021)
●『応援消費 社会を動かす力』(水越康介 著/岩波書店/2022)
Tue, 26 Sep 2023 - 29min - 13 - 5-2. 「争わない」カード、あります。墨子とルール史と生命史に学ぶ、紛争回避の知恵【争い】
前回に引き続き、「争いは、さけられない?」を考えます!
今回は3冊の本から学ぶ、争いと向き合うための思想と手法。
国家間の紛争から、スポーツやビジネスのルール、喧嘩の折り合いの付け方、そして生命の生存競争まで。
争いを避ける方法や、衝突を何かに転じていく方法を、人類も生命も長期にわたって工夫してきた。今こそ、歴史から多様な視点を学んでみたい。
・古代中国の思想家、墨子の「兼愛・非攻」が、今この瞬間に必要だ!
・ルールは作れる。ルールは変えられる。
・「喧嘩両成敗」が、究極のルール!?実は日本特有の法だった。
・生命史では、いつだって「敗者」が生き延びてきた。
<今回登場する本のリスト>
●『墨子よみがえる “非戦”への奮闘努力のために』(半藤一利著/平凡社/2021)
●『ルールの世界史』(伊藤毅 著/日本経済新聞出版/2022)
●『喧嘩両成敗の誕生』(清水克行 著/講談社/2006)
●『敗者の生命史38億年』(稲垣栄洋著/PHP研究所/2019)
Tue, 19 Sep 2023 - 42min - 12 - 5-1. 争いや紛争は、なぜ起こる? 解決方法にも「型」があった!【争い】
今回の問いは、「争いは、さけられない?」。
ウクライナや世界各地の紛争情報が絶え間なく耳に入る日々。紛争はできれば避けたいと多くの人が思っているはずなのに、無くならないのはなぜだろう。
『争い入門』と『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』の2冊を手すりにしながら、紛争が起こるメカニズムと、これを解決する型について考えます。
・争いは、「誰かが何かを欲しているのを、誰かが邪魔する」ことから生まれる。
・争いを避ける&解決する型は、交渉、仲介・調整、制裁。外交官がカッコいいんだ!!!
・言語によっても、ものごとの見え方がちょっと変わる。私は、あなたは、どんなレンズで世界を見ている?
<今回登場する本のリスト>
●『争い入門』(ニキー・ウォーカー 著/高月園子 訳/亜紀書房/2023)
●『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』(ガイ・ドイッチャー 著/椋田直子 訳/早川書房/2022)
●『日本語の森を歩いて』(F. ドルヌ, 小林 康夫 著/講談社/2005)
Sat, 16 Sep 2023 - 34min - 11 - 4-2.循環社会って、どんな社会?江戸のウンコ循環から考える、環境と私たちの関係性
前回に引き続いての問いは、「環境問題、なにがモンダイ?」。
SDGsや循環型社会の実現って言うけれど、循環する持続可能な暮らしって、いったいどういうものだろう?
今回は『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか─人糞地理学ことはじめ』(湯澤規子著)の本を中心に、江戸の排泄物循環のあり方に学びながら、土や生物の力に思いを馳せます。
・環境問題のピンチは、ビジネスチャンスになりうるか?
・江戸時代、排泄物はどのように循環していた?
・近代以降、土と切り離されてしまった私たち。
・虫かごの中のカタツムリから考える、循環と分断!?
<今回登場する本のリスト>
●『GREEN BUSINESS 環境をよくして稼ぐ、その発想とスキル』吉高まり、小林光(著)/木楽舎/2021
●『人新世の「資本論」』斎藤 幸平 (著)/集英社/2020
●『ウンコはどこから来て、どこへ行くのか─人糞地理学ことはじめ』湯澤規子(著)/筑摩書房/2020
●『ちきゅうがウンチだらけにならないわけ』松岡たつひで (著, イラスト)/福音館書店/2013
●『排泄物と文明 フンコロガシから有機農業、香水の発明、パンデミックまで』デイビッド ウォルトナー=テーブズ (著), 片岡夏実 (訳)/築地書館/2014
●『約束のネバーランド』出水ぽすか (著), 白井カイウ (原著)/集英社/2016
●『土と内臓 微生物がつくる世界』デイビッド・モントゴメリー (著), アン・ビクレー (著), 片岡 夏実 (翻訳)/築地書館/2016
●『プランタ・サピエンス 知的生命体としての植物』パコ・カルボ (著), ナタリー・ローレンス (著), 山田美明 (訳)/KADOKAWA /2023
Thu, 31 Aug 2023 - 40min - 10 - 4-1. 環境問題、なにがモンダイ?「人新世」に起こる危機とは?
今回の問いは、「環境問題、なにがモンダイ?」。
最近では夏になるたびに異常気象や「前例のない」天候に悩まされるけれど、「環境問題」や「気候変動危機」って実際、何を意味しているのだろう。
地球大のモンダイだからこそ、なかなか自分とのつながりを想像しづらい「人新世」の現状について、色々な本の見方を借りながら考えてみます。
・生命史から見れば、人類の絶滅は織り込み済み?
・サイボーグと人間が協働して地球を守る未来シナリオ?
・「人新世」の問題点は、スピードにあった!
<今回登場する本のリスト>
●『ヒトという種の未来について生物界の法則が教えてくれること』ロブ・ダン(著), 今西康子 (訳)/白揚社/2023
●『ノヴァセン 〈超知能〉が地球を更新する』ジェームズ・ラヴロック (著), 藤原朝子 (訳), 松島倫明 (訳)/NHK出版/2020
●『世界の天変地異 本当にあった気象現象』マッティン・ヘードベリ (著), ナショナル ジオグラフィック (編集), ヘレンハルメ 美穂 (訳)/日経ナショナルジオグラフィック/2021
●『アフォーダンス入門 知性はどこに生まれるか』佐々木正人 (著)/講談社/2008
●『図説 人新世 環境破壊と気候変動の人類史』ギスリ・パルソン (著), 長谷川眞理子 (監修), 梅田智世 (訳)/東京書籍/2021
●『手塚治虫の森』手塚治虫 (著), 手塚プロダクション (著)/山と溪谷社/2021
●『プランタ・サピエンス 知的生命体としての植物』パコ・カルボ (著), ナタリー・ローレンス (著), 山田美明 (訳)/KADOKAWA /2023
●『風の谷のナウシカ』宮崎駿 (著)/徳間書店/1983
▼▽▼▽▼▽
番組中に話題にのぼった、編集工学研究所が実施する、次世代リーダーが集う学びの場、Hyper-Editing Platform [AIDA]は今年も10月から実施します!
今季のテーマは「意識と情報のAIDA」。人工知能時代に、改めて人間や生命、そして情報とは何かを問い直します。ご参加希望はAIDA公式サイト(https://www.eel.co.jp/aida/)で受付中です。
Mon, 28 Aug 2023 - 43min - 9 - 3-2. 「場」の力って、どこからくるの?箱庭療法、セルフビルド、あこがれの建築...。場と私たちの切っても切れないこんなカンケイ。
「"場"にはどんな力がある?」を考える2回目です!
「場」という字はもともと、神とつながり霊力をもらう祭りの場をあらわしていた。
古代ローマ人が大事にしたラテン語の「ゲニウス・ロキ」という言葉は、その地にいる地霊のこと。場所には場所の守護霊がいると考えられていた。
いまでも聖地に感じる何かや、自分だけの空間への愛着など、場所と私たちの関係性は不思議と深い。
今回は『トポスの知』『セルフビルドの世界』『あこがれの住まいとカタチ』の3冊の「ほんのれん 旬感本」をめぐりながら、「場の力」の正体を探ります。
*「ほんのれん」や「旬感本」については、公式サイトをご覧ください。
<今回登場する本>
メインの3冊(ほんのれん旬感本)
●『新 新装版 トポスの知 〔箱庭療法〕の世界』河合隼雄 ,中村雄二郎(著)/CCCメディアハウス/2017
●『セルフビルドの世界: 家やまちは自分で作る』石山 修武 (著), 中里和人(写真)/筑摩書房/2017
●『あこがれの住まいとカタチ』住総研「あこがれの住まいと暮らし」研究委員会(編)/建築資料研究社/2022
その他に登場する本
●『常用字解』白川静(著)/平凡社/2003
●『カフェから時代は創られる』飯田美樹(著)/クルミド出版/2020
●『スマホ時代の哲学 ー失われた孤独をめぐる冒険』谷川嘉浩(著)/ディスカバー・トゥエンティワン/2022
●『BODY SHARING 身体の制約なき未来』玉城 絵美 (著)/大和書房/2022
●『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』佐藤航陽(著)/幻冬舎/2022
Thu, 10 Aug 2023 - 50min - 8 - 3-1. リアルな「場の力」とバーチャルな「場の力」、どうやって創られる?
今回の問いは、「”場”にはどんな力がある?」
オンライン会議やリモートワークも当たり前になった今日このごろ、改めて「場」がもつ力が気になります。
そういえば、かつてフランス革命はカフェやサロンから始まったらしい。
人が集う場は、どのように独自のエネルギーを生むのだろう?
これまで物理的な「場所」が担ってきたことを、これからのデジタルな空間が同じように担えるだろうか?
ほんのれんの旬感本、『カフェから時代は創られる』と『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』の合わせ読みで、リアルとバーチャルの場の力を考えます。
<今回登場する本のリスト>
●『カフェから時代は創られる』飯田美樹(著)/クルミド出版/2020
●『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』佐藤航陽(著)/幻冬舎/2022
●『生物から見た世界』ユクスキュル(著), クリサート(著)/日高敏隆(訳), 羽田節子(訳)/岩波書店/2005
●『リアリティ+ バーチャル世界をめぐる哲学の挑戦』デイヴィッド・J・チャーマーズ(著)/高橋則明(訳)/NHK出版/2023 → (※)ラジオ本編の中では書名を言及していませんが、「シミュレーション仮説」についてはこの本が参考になります!ちなみにこの本ではちゃんと「神という存在」をめぐる議論についても考察しています。
Fri, 04 Aug 2023 - 44min - 7 - 2-3. カラダごとデジタルにつながる未来!? それって、どうなる? (つながる?つながらない?ep3)
未来のつながり方って、どうなるの?
デジタル技術の発展で、身体感覚ごと体験共有ができるようになる!?
体験共有テクノロジーの最前線を紹介する本『BODY SHARING 身体の制約なき未来』(玉城 絵美 (著))を手すりに、これからの「つながり」の展開可能性と、それにともなうリスクやワクワクを考えます。
<今回登場した本のリスト>
『BODY SHARING 身体の制約なき未来』玉城 絵美 (著)/大和書房/2022
『生物から見た世界』ユクスキュル, クリサート (著)/日高 敏隆, 羽田 節子(訳)/岩波書店/2005
『共感の正体 つながりを生むのか、苦しみをもたらすのか』山竹伸二 (著)/河出書房新社/2022
『脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線』紺野 大地, 池谷 裕二 (著)/講談社/2021
『身体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉』伊藤 亜紗 (著)/文藝春秋/2022
『プラットフォーム資本主義』ニック・スルネック (著)/大橋 完太郎, 居村 匠 (訳)/人文書院/2022
『スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 』谷川嘉浩(著)/ディスカバー・トゥエンティワン/2022
Mon, 31 Jul 2023 - 42min - 6 - 2-2. スマホ時代のつながりモンダイ(つながる?つながらない?ep2)
「つながる?つながらない?」を考えるとき、SNSなどスマホ時代特有の「つながりすぎモンダイ」は無視できない。
民主的な意見の交換場やオープンでフラットな文化醸成の場として期待されたソーシャルメディアは、なぜ中毒や誹謗中傷や「つながりすぎ」の舞台になってしまったのだろう。
そこには私たちの自己認識や社会における「個人」のあり方との深い関連性が潜んでいそうだ。
つながりっぱなしで刺激を受け続けることで、私たちは何を失ってしまっている?
SNSは私たちのどんな本能に訴えかけているの?
デジタルプラットフォームの肥大化の裏には、どんな経済が動いている?
今回も本の視点を借りながら、身近な「つながりモンダイ」を考えます。
<今回紹介した本のリスト>
『スマホ時代の哲学 ー失われた孤独をめぐる冒険』谷川嘉浩(著)/ディスカバー・トゥエンティワン/2022
『ソーシャルメディア・プリズム ーSNSはなぜヒトを過激にするのか?』クリス・ベイル(著)/松井信彦(訳)/2022
『プラットフォーム資本主義』ニック・スルネック(著)/大橋完太郎、居村匠(訳)/人文書院/2022
Thu, 13 Jul 2023 - 46min - 5 - 2-1. 「共感」ってなに?(つながる?つながらない?ep1)
人と人の「つながり」を媒介する「共感」って、どんな力?
共感力は大事だけど、共感しすぎは苦しいこともある。『共感の正体』や『草枕』を取り上げながら、「つながり」が私たちにもたらすものを考えます。
つながりたい?つながりたくない??
<今回紹介した本のリスト>
『共感の正体』山竹伸二 (著)/河出書房新社(2022) 『反共感論 社会はいかに判断を誤るか』ポール・ブルーム (著), 高橋洋 (訳)/白揚社(2018) 『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』ブレイディ みかこ (著)/文藝春秋(2021) 『カリスマ』C・リンドホルム (著), 森下 伸也 (訳)/筑摩書房(2021) 『草枕・二百十日』夏目 漱石 (著)/KADOKAWA(1968)Thu, 29 Jun 2023 - 38min - 4 - 【番外編!百考編!】ヨハン・ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』共読回Fri, 02 Jun 2023 - 44min
- 3 - 1-3. 縄文と江戸に学ぶ、生き方と働き方(「働く」ってなんだ?ep3)
前回に続いて、「働く」ってなんだ?について、本を紹介しながらおしゃべりします。
『縄文人に相談だ』と『江戸商売図絵』の2冊をメインで取り上げながら、縄文時代と江戸時代の生き方や働き方からいろいろなヒントをもらいます。
縄文時代には、お金も「所有」も存在しなかった!「お金のため」が前提でなくなったら、私たちの「働く」はどう変わるだろう?
江戸時代には、「スイカ売り」や「親孝行」など、今では想像もつかないような多様な職業で街が賑わっていた。こんなことまで仕事になる、と気づくと、「働く」に対する思い込みやプレッシャーが軽くなるような気もしてくる。
<今回紹介した本のリスト>
『縄文人に相談だ』望月昭秀 (著)/国書刊行会
『マネーの進化史』ニーアル・ファーガソン (著), 仙名 紀 (訳)/早川書房
『エンデの遺言 根元からお金を問うこと』河邑 厚徳 (著),グループ現代 (著)/講談社
『江戸はネットワーク』田中優子 (著)/平凡社
『江戸商売図絵』三谷 一馬 (著)/中央公論新社
『江戸はアバター』池上英子 (著),田中優子(著)/朝日新聞出版
<リスナーの皆さんへの質問>
「失ってしまったけれど、取り戻したいつながりは?」
→#ほんのれんラジオで呟くか、radio@honnoren.jpまで、メールでお寄せください。
Mon, 29 May 2023 - 44min - 2 - 1-2. 働くことの歴史:古代ギリシアから現代まで(「働く」ってなんだ?ep2)Sun, 07 May 2023 - 39min
- 1 - 1-1. 「働く」ってなんだ? ep1Sun, 30 Apr 2023 - 34min
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